2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
突然だが、俺は幽霊だ。 まぁ幽霊と言っても、人を驚かそうとしている訳ではない。 何をしているのかと言うと、棺桶の中にいる俺の死体を見て泣いている妻と子供を眺めている所だ。 「そろそろ行くか」 妻と子供を十分に目に焼きつけた俺は、これから天に昇…
俺には暗号が好きな親友がいる。 いつも話してると俺に問題を出してくる。 まぁいつも俺は分からないんだがな。 その親友からこんな内容のメールがきた。 かわいい彼女ができたなのにお前は認めてくれないあの女子高生だというのにおまえにはがっかりしたよ…
ある日、肝試し的なことで湯神川というところに行くことになった。 そこは霊にとりつかれるという噂もたっていた。 そしてその夜、川の橋を渡り、渡ったすぐそばに石碑みたいなものがあった。 その内1人が悲鳴を上げて逃げようとした。 その石碑をよくよく見…
僕は死んだのか……? 体は浮遊感に包まれていた。 そうか、あのあと、電柱に衝突して……。 空へと上がっていく。 気がつくと、目の前に光が揺れていた。 「審判を下す」 僕と似たような人がたくさん空に上がっていったり、下に落ちていったり……。 「お前たちは…
朝起きたら、いきなりメールが来た。 件名:無題 cbと4Bえくぉd1 Fhfじjgbj;くぉえgwふぇうえ はぁ?さっぱりわからん。寝よ。 と、思っていたらまたメールがきた。 件名:無題 ンチセセチスニラモチイクチラスラノチモラミラシチ トニカナコラナトニカチ …
私は断崖絶壁に立っていた。 ここは自殺の名所らしい。 だが私に自殺する気など端からない。 ふと見ると青年が今にも自殺しようとしているではないか。 陰気なオーラがムンムンに出ている。 間違いない。 私は声をかけた。 「君のような青年が自殺なんてする…
「今日ここに来たのは他でもない、お前を幸せにしてやる」 「ほ、本当ですか?」 俺は人々を幸せにする幸福の神大黒様だ。 「何をくれるんです?」 「その欲張りなところを…」 「早くしてください!」 「そのせっかちなところを…」 「もう待っていられん!」…
俺は自殺を決意した。 田舎から一攫千金を狙い上京してきたものの…… 今抱えている借金は到底返せるような金額じゃない。 もう死ぬしかないか。 ドアや窓、通気孔など穴という穴を全てふさいだ。 キッチンのガス栓を全開にし、睡眠薬を飲んで横になった。 朝…
俺は普通のサラリーマンだ。 今日も仕事場に向かう。 俺が通勤している会社のオフィスはビルの80階にある。 いつも通りオフィスへ向かおうとエレベーターに乗り込んだ。 エレベーターはビル内に6台あるが、全部が全部一階に止まっているハズがない。 そのう…
この世が暗黒の闇に包まれてから、既に五年の歳月が流れていた。 『この世界はワシが支配した。全ての人間共よ、貴様らはワシの忠実な下僕として余生を過ごすがいい』 朱色の空に、その声は響き渡った。 自然と平和に満ちたこの世界を闇が包んだのは、五年前…
俺は幽霊が好きな変わり者だ。 しかし一度も幽霊を見たことがない。 毎夜いろんな所で探してるのに見つからない。 ある朝、肝試し中に幽霊を見たと言う二人の少年がいたので聞いてみた。 (俺)「あの~肝試し中に幽霊を見たと言うのは本当ですか?」 (少年…
既視感…… 通称『デジャヴ』という現象をご存知でしょうか? 初めて体験した状況・状態のはずなのに、過去に同じ場面に遭遇した覚えがある…… そんな感覚に襲われるのがデジャヴです。 前に予知夢でも見ていたのだろうと理屈付けしたくなりますが、夢で体感し…
ある放課後、通学路を歩いていると僕は肩をトントンと叩かれた。 「ん?」 後ろを振り返ると、5歳くらいの小さな女の子が泣いていた。 「どうしたの?」 と僕は女の子に声をかけた。 すると、女の子は 「木に風船が引っ掛かってしまったの」 と泣きながら言…
唐突だが、母さんが何者かに襲われ死亡した。 犯人はまだ見つかっていない。 憎い。犯人が憎い。 見つけ次第、この手で復讐してやる。 母さんが味わった苦痛、そのまま俺が味わわせてやる。 たとえ、人殺しと呼ばれようと…。 俺が落ち込んでいると、唯一無二…
私はこの春高校を卒業し、都心の美容専門学校に通うため親元を離れ、都心のアパートで独り暮らしをしている。 初めは馴れない土地で色々と大変だったがすぐに都心の空気にもなれた。 独り暮らしを始めてから一月半を過ぎたころ私の部屋の郵便受けに何やら色…
今俺は従妹の女の子とあるゲームをしている。 事の発端は 従妹「お兄ちゃん!ゲームしよ!」 俺「いいけど…なにすんの?」 従妹の「私がお兄ちゃんに目隠しするから何しても表情変えないで!」 俺は内心めんどくさいと思いながらも目隠しをつけられた。 従妹…
俺、住んだ家が幽霊屋敷だったんだよね。 いた幽霊は、高校生の女の子。 最初は突然家にやってきた俺に驚いて、ポルターガイスト現象を起したり、夜中に俺を金縛りにしたりして、襲ってきたんだ。 俺も慣れないうちは怖かったから、俺に家を紹介してくれた友…
俺は、仕事の都合上地方に出ていた。 海があり、自然が多くて自分も気に入っていた。 その日は、スケジュールが入っていなかったので、俺は海を眺めようと海岸を歩いていた。 すると、砂浜に一人の少女がうずくまっている。 小四くらいでしょうか。 必死にな…
ゴキンッ 鈍い音がして首が折れた。 こんなことするつもりじゃなかったんだ… 俺はただ君にこっちを向いて欲しかっただけ… ごめん。 謝るから… 頼むから動いてくれ… 俺はどうやってこの先生きていけばいいんだよ? …わかってる。 もう無理なんだよな… 今まで…
私はある宇宙船の船長をしている。 地球はもう人間が住めるような場所ではなくなった。 太陽によって海が干上がってしまったのだ。 そのため私は全人類を乗せた巨大な宇宙船に操縦して新しく住むことが出来る星を探している。 と言っても、もう地球を脱出し…
これは服役中のある男が、出所直前に妻に送った手紙です。 ====================== 君のえがおに いつの間にかひかれていった 絵に描きたくなるほど 桜の花がにあう君 ずっとここにいるわけいかない あのころに戻れるならば また旅をしに行こう くたくたにな…
この春、私は東京の大学に通うため上京して一人暮らしを始めた。 最寄の駅から自転車で15分の小さなアパートに住むことになった。 近くには何もなくて不便だけど、値段が安かったから入ることにした。 慣れないことが多そうだけど、なんとかやっていきたいと…
学校から帰ってくると、母からこんな書置きがあった。 1142011415852411491912021109141197191821812411121149751815 はぁ?さっぱりわからん、寝よ。 【解説】
ある日とある警察署にファックスが送られてきた。 送り主不明のファックスにはこう記されていた。 『私は人を殺した。死体は次の場所にある 《3/2 4/1 1/2 6/1 8/1 7/1 5/5 5/1 2/1》 刑事達は一様に意味のわからない文面を見つめていたが一人の刑事が場所を…
あちぃなぁ… なぜか炎天下で仕事をしてる俺… 兄さんの紹介で工事現場の誘導のバイトにきたんだが… 俺の今日の仕事は大型ダンプを下水工事してる場所まで後進誘導すること。 ちょっと前に誘導の仕事してた俺には 容易い仕事だぜ! とっとと終わらせて帰って晩…
料理なんてしたことがなく、ご飯はいつもコンビニ弁当ですませていた私が、小さなアルミの小鍋を買った。 娘が小学校に入り、余裕が出来たのだ。 これから少しずつ料理を学んでいこうと思う。 『おかーさん、お手伝い』 が娘の口癖で、洗濯物や掃除などたく…
【どうも、ジョーカーです。お二人にはとあるゲームをして貰います。ルールは簡単♪ ・今から絶対声を発してはいけない・この部屋に隠されている紙を五枚見つける・五枚見つけられれば部屋から出ることが出来る………………………… ちなみに、どんなに小さい声でも発し…
東南アジアか!と突っ込みたくなるスコールが止んだ夕方、私は愛車で家路についていた。 燃えるような朱い夕焼けが綺麗だった。 美しい夕日を右手に臨みながら、私は十字路にかかり、左折した。 そこで、ソレに目を奪われた。 いや、心まで奪われた。 奪われ…
キーンコーンカーンコーン 1限目の授業が始まった。 やる気のない俺はチャイムが鳴ってから教材を準備するお約束。 っ! しまった…、筆箱忘れた… やる気ないとは言ってもノートくらい取らないといろいろと困る。 仕方ない、隣の人に借りよう。 あまり話した…
僕は今年27才。【3年前、色々と不幸なことがあり・・最近まで悩んで落ち込んでいた】 しかし、僕にも春が来たようで・・ 久し振りに25才の彼女ができた。【しかし、仕事は上手くいくのに、彼女とは全然上手くいかない】 彼女と会う度【彼女は、僕について文…