2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていた。 朝起きるとクリスマスツリーの下にプレゼント箱が3つほどあった。 窓からサンタが中を覗いているのが見える。 サンタはニタニタと笑いながらトムを見ている。 トムはニタニタ笑っているサンタを見…
社長A「大量に仕入れたAED、どうしよう…」 社長B「製氷機10万個も作ったのに、なんてこった…」 【解説】
それは、俺が社の研修で初めてその国に行った時のことだ。 あの時の事がいまだにトラウマとなり、あれ以来、二度とこの国の料理だけは食うまいと誓っている。 俺たち班のメンバーは、都心から少し離れた町に昼食の為立ち寄った。 入った店は、いかにも田舎町…
今日もいい写真が撮れた。 今日の彼女には、真っ赤な薔薇の花も添えてみた。 こないだの彼女のは、ライトアップして青白い肌がキレイに浮かび上がる最高の出来栄えだった。 そろそろ個展でも開くか。 俺だけがいつでも楽しめる個展。 そうだ、○acebook。 昔…
私は小学1年生で生まれて初めて田舎のおじいちゃん家に来ているの。 おじいちゃん家は6人家族で家は築100年ぐらいなんだって。 今は夏休みだから1週間くらい居るんだ。 おじいちゃん家には私のしらないひとがたくさんいたよ。 お母さんに聞いてみたらおじい…
『今日、学校でパパの似顔絵かいたんだ』 『あら、上手に描けてるわねぇ。ねぇ、あなた』 俺『ああ、本当によく描けてるよ』 『あ、そーだ、ねぇあなた、明日ディ○ニーランド行きましょうよ。ひろきも行きたいわよねー』 『うん、○ッキーに会いたい!』 俺『…
殺人事件のニュース。 方法は角材のようなものによる撲殺だと。 俺はそのニュースを見ながらお好み焼きを食べた。 今日も殺人事件のニュース。 方法は、槍のような、太い刃物での刺殺。 今回は見ながら冷奴を食べた。 今日も殺人事件のニュース。 殺し方は前…
「今日は暑いなー」 僕は扇風機にあたりながら言った。 そしてそのまま寝た。 【解説】
今日は友達と家族合同のホームパーティー。 だがケンカがはじまった。 俺『い、今のはお前が悪いんだぞ』 友達『は?今のは絶対お前だろ!』 ささいなことから始まった俺達のケンカ。 こいつイライラする。 俺『たかがお前ん家の花瓶が割れただけだろ』 友達…
妻が扉を開き、一緒に新婦控え室へと入った。 そこには、支度を済ませた娘が立っていた。 純白のドレスとベール、より一層魅力を引き出す化粧…… まるであの日の妻を見ているようだ。 あの泣き虫だったお前が、もう結婚か…… 月日が経つのは早いものだな。 娘…
妊娠したのを期に結婚して半年。 もともと料理は苦手と言っていた妻だが、まさかこんなにヒドイとは思わなかった。 金に不自由はさせてないから、きっと食材はいいものだと思うのに、どうやったらこんなにも全ての料理が同じ味になるんだろう。 いや、そうは…
俺には友達がいない。 だからある機械を発明した。 友達になってくれる人を探すジェットつき自動小型飛行機だ。 それに俺からの手紙を入れるんだ。 俺が何年もまてるよう燃料は3年分。 誰かが飛行機を見て気になれば自動でその人の元に着陸する仕組みだ。 手…
俺は今洞窟にいる。 だがただの洞窟じゃない。 宝石がわんさか採れる洞窟だ。 しかし洞窟の入り口から5、60m付近はもう地元住民によって掘り尽くされている。 しかも安物の宝石しか採れない。 今回俺は地元住民がいるところから約倍のところまで来ている。 …
タバコに火をつけた。 何気なく真新しい吸い跡を数える。 やめようとは思ってないが、今日はちょっと吸い過ぎか。。 イライラがおさまんねーからしょうがない。 左手で灰皿を持って火を消す。 あー、うるせえ! やっぱりイライラはおさまらねぇ! 【解説】
今年もクラス会のハガキが届いていた。 このクラス会は、卒業してから毎年ハガキがきている。 小学6年の時のクラスのものだから、あれから30年。 ハガキには、印刷された文字の他に、一言挨拶もあった。 30年も経ち年々参加者が減ってきているが、今年は卒業…
只今、俺は高度3000m上空のヘリの中にいる。 今日は待ちに待ったスカイダイビング初体験。 先日、友人がスカイダイビングについて熱く語っていたこともあり、一度やってみたいと思い、チャレンジすることにしたのだ。 ヘリに乗り込む前に、インストラクター…
くそっ… なんでこいつはいつも俺のそばに現れるんだ。 目の前には手足が曲がり目が充血。 だがどこかに人を見下すほどの余裕がある男がいた。 俺が家や学校、その辺の道、さらに映画館やゲームセンターなどどこにいても常にこいつの影がちらついている。 そ…
ある朝目覚めたら、机の上にスイッチがあった。 となりに置いてあった紙には、こう書いてあった。 ―――――――――――――――――――――――― あなたに、他爆スイッチが贈呈されました。 おめでとうございます。 このスイッチを押すと、あなたが最もきらいな人が一人爆発しま…
私の自慢はこの金色に輝くツヤのある長い髪。 子供の頃からのばし続けていて、一回も切ったことないの。 一人暮らしをはじめてしばらくたったある時、こんなことがあった。 私「ねえ、今朝起きたら、すっごくゾッとするもの見ちゃった」 友「え? なになに?…
トイレの個室に入ると前の壁に「ミギヲミロ!」とある。 右を向くと「ヒダリヲミロ!」とある。 左を向くと「ウエヲミロ!」とあるので上を向く。 「ウシロヲミルナ!」とあるので恐る恐る後ろを向くと赤い2つの目が床と扉の隙間から覗いている。 隣の個室の…
あぁ、もう嫌になる。 毎日おなじことの繰り返し… やっと休めると思っても、あの人たちったらすぐに私たちを働かせるのよ。 お隣さんも、お向かいさんも、下の階の皆もおんなじように永遠と働かせられてるわ。 だからね、私良いこと考えたの。 復讐するのよ…
気温18度の秋… あらやだ。 変な道に出てしまったわ。 このあたりでよかったのかしら…? さっきから一人も見かけないけれど… あら。 あの人は… 見たことがあるわ。 何だったかしら… 男の人が私の横を通って道の先に進んでいってまった。 やだわ。 今にも死に…
今日はお盆だというのに休みなんかなく仕事だ。 まぁ、自分が仕事が遅いのが悪いんだけど。 残業もあって仕事を終えてみれば日付も変わっていた。 夜中だしさっさと帰ってすぐに寝ようと会社を出た。 なんとか終電には乗れたけど最寄り駅から家は10分くらい…
僕は運転手。 とある列車の運転手。 様々な人の思いを乗せて、今日も列車は走ります。 途中下車はできません。 乗ったからには必ず終点まで行ってもらわなければ。 そうしないと、僕が上の者に怒られてしまうのです。 また、乗客の方々のためにも、途中下車…
大学に入って、サークルに入って、皆とワイワイする。 これぞ大学生っしょ(笑) 夏休みを利用して、サークルメンバーと合宿中。 2泊3日で、カップルが出来た奴、失恋して落ちてる奴、青春だよなぁ~。 最終日の夜、サークルのメンバーで肝試ししようって話に…
私は、自画自賛と言われるかもしれないが、そこそこ名知れた物書きだ。 最近、『弟子になりたい』と志願するものが現れ、私はそれを承諾した。 目を見張る才覚を秘めた、素直で従順で、なにより私の作風を理解していた。 その若き才能を受け、弟子が来てから…
ある日、一人暮らしの私が家に帰ると、玄関前に汚い字の書き置きがあった。 『今日から毎日動きます』 確かにそう読み取れた。 なんだろう、これ。 新手のストーカー? 怖い話でストーカーが毎日家の物を動かしてて、隠しカメラを仕掛けたら押入に隠れてたっ…
あの時は確か塾が終わって1人自転車で帰り道を走ってた。 辺りはもう真っ暗。 帰る時はいつも暗くなると怖い公園を通る。 その公園を通らなければ遠回りだから公園を通っていた。 ある時、何気なく電信柱の上を見たんだよね。 そしたら電信柱の先端で若い男…
最近会社の後輩で気になる子がいた。 なぜ過去形かと言うと昨晩公園に呼び出して、告白しようとしたら逆にあっちに告白されたのだ! お、瑠奈さんが会社に来たぞ♪ 付き合うとなるといっそう可愛くみえるな。 よし今日も1日頑張るか。 …ふぅ、これで仕事は終…
~とある誰かの日記~ June/31 どうして私はこの日を迎えたのだろう… 【解説】