『あぁ…もうこんな時間か…。』 私は壁に掛かった時計を見て呟いた。 血まみれになっている上半身を起こし、小さなベッドに向かう。 ベッドにはキャッキャと声を出して笑っている息子がいる。 私は近づいて、息子をそっと抱き上げた。 私は息子の笑った顔をみ…

この前人通りの少ない道を歩いてたら後ろから自転車が来たんだ。 それで何回も 「チャリンチャリン」 ってベルを鳴らして行ったんだ!! その道路はかなりの幅がある。 周りを見渡しても歩行者は俺しかいないのになんであんなに鳴らしたんだろう？ 【解説】

「ねぇ、こんな噂話知ってる？携帯にね知らない番号からかかってくることはたまにあるかもしれないけど、もしそこで携帯を開いて受信画面を見たとき、画面が全く身に覚えがない画像だったら注意したほうがいいよ。もしその電話に出たら、うしろからナイフで…

男が書斎で、銃で撃たれて死んでいるのが見つかった。 男は机に突っ伏しており、手には銃が握られていた。 机の上にはテープレコーダーがあった。 刑事が再生ボタンを押すと、 「私はもう生きていけない、私には生きる理由が何もない」 というメッセージが聞…

俺は颯太、高校3年生。 野球部に入っていて、先日10番の背番号を貰った。 大会は1週間後だ。 レギュラーになれなかった、しかも同級生ならまだしも、1年にレギュラーをとられたのだ。 俺は悔しくてたまらなかった。 あのとき、エラーしなければ、打っとけば…

俺、告白するよ。 お前のこと、好きだったんだ。 ずっとこうやって手に入れたいと思ってた。 俺より10cmも背が高くて、美人なお前を。 今、こうやって無事に一緒にいられることは奇跡だと思う。 だから、もう離さない。 絶対に誰にも奪わせない。 大好きだ。…

ある日私は一人でファミレスに行った 店員さんはテーブルの上にメニュー表と二つの水をおいた 【解説】

俺は高校3年生、どこにでもいる普通の高校生だ。 他の奴らと違うところと言えば両親がいない。 2年前に強盗に殺された。 犯人はまだ捕まってない。 自己紹介はこれくらいにして、最近家に帰るたびに思う。 ｢何かがおかしい…」 荒らされたり何か盗られたりさ…

『さようなら。やっぱりお前とは続かなかったな。がっかりするな。すてきな相手がきっといるよ』 彼から突然届いたメール。 いきなりすぎて意味が分からなかった。 確かに最近、喧嘩ばっかりだったけど別れたくはなかった。 なかなか立ち直れない。 彼の事が…

私はバスガイドをしているのだが最近お客様が減ってきた。 今日のバスツアーは6人しか参加者がいない。 バスガイドなんかいらないのでは… そんなことを思いつつ人数を確認する。 「近藤さ～ん」「はい」 「六出さ～ん」「はーい」 「清水さ～ん」「はい」 「…

うちの近くには珍しいトイレで有名な公園がある… 空から見ると八角形に見えるトイレは面1つに対して個室トイレがある… 勿論入り口も面に付いていてドアはないがアーチがとても綺麗だ 最近、俺らの間で深夜に入っていなくなった友達がいると噂になった その噂…

とある町に近所でも評判のキャシーとアンナという双子の姉妹がいた。 見た目はそっくりで見分けがつかない二人だが、性格の明るい姉のキャシーは学校でも人気者。 一方のアンナは内気な性格だった。 そんな姉妹がある日突然、行方不明になってしまった…。 す…

最近、この辺で殺人事件が多発している。 なんでも、玄関を開けるといきなり包丁でメッタ刺しにされるとか。 ついこないだは、自分のうちの向かいが被害にあったみたいだ。 もしかしたら、今度は自分かも…。 そんなことを考えていた帰り道、戸締りをちゃんと…

あるカップルがいました。 2人はクリスマスに一緒に食事をする約束をしていました。 当日、彼女は家で2人分の夕食を作り彼の仕事が終わるのをまっていました。 しかしいきなり彼氏からの電話で仕事でミスをしてしまって今日は行けないと言われました。 彼女…

ある田舎におにいさんがいた。 とても優しいおにいさんでいつもお菓子をくれる。 町のみんなの人気者だ。 おにいさんの家の周りにはいつも人だかりが出来る。 しかし、ある日おにいさんは警察官に殺されてしまった。 警察官が人気者になった。 【解説】

その洞窟は異世界に繋がっているという。 異世界なんて言葉を信じた訳ではないが、その言葉はタカシの探究心を駆り立てた。 タカシは万全の装備で洞窟に足を踏み入れた。 一時間は歩いただろうか、洞窟の中はすっかり光を失い、タカシの持つ懐中電灯だけが唯…

俺は雅史。 俺の学校には7不思議みたいなのがある。 その一つが増える階段だ… 3年生が居る校舎は3階建てだが、夜中に階段を数えて進むと増えているっていうベタな話だ（笑） 馬鹿馬鹿しくて信じてないが、今の時期には肝試しはピッタリだ。 俺は、乗り気じゃ…

俺この間、終電逃したから仕方なくファミレス行って本読んでたんだ。 そしたら貧乏ゆすりが目に入ったんだよね。 最初は気にしないで本読んでたんだけど、そういうのって一回目意識すると気になるじゃん。 そんで見てみたら、結構かわいいけど暗い感じの女が…

最近、妻が外国の料理に凝っている。 料理は上手いのだが、ここ1週間はエスカルゴしか食べていない。 最初は「ウマイ!!」なんて言ってたが、流石に飽きた。 愛する妻が作ってくれた料理を食べない訳にもいかない。 恥ずかしながら今までエスカルゴなんて食べ…

ハァハァハァハァ。 「…もう、死んだか？？」 「ああ。息はない」 「これ、どーする？？」 「車飛ばして埋めるぞ」 「あ、ああ。わかった」 俺らはこいつを殺した。 こいつは俺らの父親で引退した市議会委員だ。 不正に得たお金で遊び歩きお袋を殺した。 お…

《アナタの為に殺します》 「何じゃこりゃ？？」 俺はコンビニからの帰り道一本の電柱に目をやった。 アナタの為に殺します。 小さな張り紙にはそう書いてある。 「嘘くさっ（笑）くだらねー」 その日は夜遅い事もあり俺はすぐにアパートに帰った。 次の日、…

私は、3ヶ月程前に今の街へ引越してきました。 女の一人暮らしと言うこともあって派出所が近くにあることも条件に入れて選んだマンションだったんですが1週間ほどたったころからストーカー被害にあいました。 警察へ相談にいったのですが気のせいかもしれな…

どうしても殺したい奴がいる。 でも、奴の血で汚れるのも嫌だし、毒なんかも手に入らない。 どうしたらいいだろうか… なんてネットで調べてたらいい方法があった。 早速実行♪ まず、奴を呼び寄せる。 「なんだよ…？」 『対決しようよ』 「対決？何の…？」 『…

私の友達は電卓の達人と呼ばれていました。 電卓を打つのとてもが早いです。 ある日友達と他の友達15人ぐらいでキャンプに行きました。 達人は私逹に電卓で18782と打って渡して来ました。 私は意味がわからず何これ？と聞きました。 すると達人はお前逹の事…

『お母さん、ナタデココ切って！！』 『いいわよ♪』 …ブシャッ 【解説】

俺は許さない こんなに俺をいじめやがって毎日傷だらけなんだ… しかもそれは俺が寝ている間に行われている ホントに許さないからな 明日仕返ししてやる ……次の日その男は死んだ…… 【解説】

少女は両親を早くに亡くし、お爺ちゃんと一緒に2人で暮らしていました。 ある日突然、お爺ちゃんの具合が悪くなり、救急車で搬送されました。 どうやらお爺ちゃんの容体は悪いようで、回復の見込みが無いのも見て取れます。 お爺ちゃんは、付き添ってくれて…

俺は中学3年生！ 俺は今好きな人がいるんだ！ 今まで何回か告白しようと試みたんだけどやっぱ緊張して無理だった～（涙） でも今日の俺は違うぜ！ 今日こそ、Sちゃんを放課後呼び出して絶対告白するんだ！ ～放課後～ Sちゃん「話ってなーに？」 僕「いやっ……

今日は化粧水がたっぷり入った街で噂のパックでもしよう！ 風呂から上がりパックの袋の裏の注意書を見た。 パッケージの注意書きには 『パックの力で、肌を保湿し、さらに毛穴の汚れまで取り除きます。ただし、5分以上つけないでください。5分以内にとらない…

･貼り紙･-----------------殺しあってください。最後に残った一人のみ外に出られます。----------------- ううッ… …頭が痛い。 俺は目を覚ました。 まだ目の前がぼやける。 白い正方形のような部屋。 貼り紙が貼られている… 3人いる。 いや俺含めて俺、男、…