2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ある夫婦に赤ちゃんが生まれました。 1歳になった日赤ちゃんは初めて『ママ』と喋りました。 お母さんは飛び上がって喜びました。 翌朝お母さんは死にました。 赤ちゃんは次に『じいじ』と言いました。 翌朝おじいちゃんは死にました。 赤ちゃんは『ばあば』…
私は現在28歳。 皆が欲しがる美貌を全て兼ね備えた誰もが羨む完璧な女だった。 私が高校の2年の時、彼氏ができた。 たかってくる男は沢山居た。 けど、こいつは帰国子女で紳士的。 告白の内容は [何があっても君を守る] 正直気持ち悪かった。 しかし、条件が…
我が輩は猫である。 名前はまだない――― 現在63歳。 身寄りのないただの老いぼれ。 そんな私の日課は本を読むこと。 私は夏目漱石の我が輩は猫であるが好きだ。 もう何度読んだかわからない。 私は本が好きだ。 私は本の続きを読み始めた。 3時17分。 もうこ…
A君は絶対に嘘をつかない。 死んでも嘘をつかない。 命賭ける。 それぐらい嘘をつかない。 B君は、A君の友達。 B君は嘘が大嫌い。 A君「俺、彼女できた~♪」 バタッ B君「お前ができるわけねえだろ」 A君「できたよ~お前より早くできちゃったな♪」 信じてた…
当時、私は中学3年生でした。 受験も間近!という事で友達(仮にA)の家に勉強会をしに泊まりに行きました。 案の定、勉強もせずに恋愛の話や高校の話などをしていました。 そしてAはいきなり静かになりこう言ったのです。 A『私ねー妹が欲しいんだー』 その…
俺は回転寿司屋で働く高校生だ。 働き始めて二ヶ月になる。 今日家族に聞いたことなんだけど同じ職場に遠い親戚の田辺さんっておばちゃんが働いているらしいんだ。 まだ見たことないから、見てみたいな。 最近高校でこんな噂がある。 夢の中で、おばあさんに…
ある日殺人事件が起こった。 犯人は中学生位の男子であまり上手く言葉が話せない子でした。 だから刑事さんは男子に 「ハイなら拍手一回で違うなら拍手を二回してね」 と言った。 すると男子はパチっと拍手を一回した。 刑事「じゃぁ質問するね、君は車が好…
完璧な殺人計画を思いついたので、さっそく友人に相談してみた。 俺「この毒を君の恋人に飲ませて殺すんだ。いいかい?」 友人「………そうか。どんな毒だ?見せてみろ」 俺は毒の入ったビンを友人に渡した。 すると友人は、毒の入ったビンを開けて、一気に飲み…
ある夜、私は友人と二人でとある廃墟に行った。 噂では出ると聞いていた。 確かに夜だし、雰囲気的には怖いが、ガラクタばかりで結局何もなかった。 「結局何もなかったねーっ」 「だね。もう遅いから、今からあたしの家行く?」 「そうするよ」 「よしっ、…
僕には彼女がいる。 とっても可愛い自慢の彼女だ。 僕はそんな彼女と一緒に海へ行った。 2人で浜辺を歩いていると向こう側から1組のカップルがやってきた。 僕は 「こんな人気のない海でも来る人いるんだぁ…」 と思い通り過ぎようとしたらそのカップルに呼び…
とある医学研究所。 新薬の治験だそうだ。 副作用がとても少ない薬とうたわれ、多額のバイト代に、一もニもなく飛びついた。 「どんな薬なんですか?」 目尻に笑いジワのある看護師に問う。 「退屈しのぎだそうですよ」 不思議な言葉が返ってきた。 「その通…
ピーポーピーポーピーポー 容態はどうだ。 「依然厳しい状態ですがこのまま向かえば何とか間に合うと思います」 そうか… まさかこんな夜中に火事がおきるとはな。 そういえば火事で肺が焼けた。 患者を運ぶのは初めてだったな。 よしっ時間もあってか道路全…
「いきたくないよ」 僕は必死に抵抗した。 「中学生活ももう少しで終わりだから、高校生になったら携帯も買ってあげるし、新しい友達も増えるだろう」 父は学校に行かなくなった僕を何度も説得した。 「でも……」 「大丈夫だよ、お父さん送るから」 僕はしぶ…
最近、恋が必ず叶う方法があるという噂が流行っている。 メリーさんにメールをするというものだ。 僕はとても好きな人がいたので、空メールをしてみた。 次の日、告白をしてみると叶った。 しかし、その夜から変なメールがきた。 『わたしメリーさん。今駅に…
ある家にシンデレラという娘がいた。 シンデレラは小柄で可愛らしい女の子で、ブロンドの長い髪は彼女の密かな自慢だった。 そんなシンデレラは、継母とその娘たちにいつも虐げられて暮らしていた。 ある日、シンデレラの家にお城から舞踏会への招待状が届い…
いきなりだが俺(18)の所持してるスキルを紹介しよう。 無職童貞虹オタニートバイク免許 どうだこの華々しいスキルは! 辛うじてのバイク免許が社会的な死を免れているが。 ニートだから体ヒョロヒョロ。 主婦が持つような夕飯の食材が入ったレジ袋を持つだ…
「****」 『*****』 僕が吐く四文字と君が吐く五文字。 似ているようでどこか違う。 白い空間で君はビニールのような何かの向こうで薄く目を開けて笑う。 僕はいつもの様に吐く。 「好きだよ」 『好きでした』 残酷なのは僕の方なんだ。 【解説】
授業中、俺の元にこんな手紙がまわってきた。 窓側の一番前にいる"まなみ"って言う奴からみたいだ。 俺は、この手紙がクラス全員にまわった事を知っている。 でも、現在いじめられている奴にはまわってなかったな。 俺は廊下側の一番後ろだから、俺で最後だ…
友達から電話が来る。 中学校から高校まで一緒の親友だった。 良い奴だったな、と思い返す。 しかし世渡りが下手だった。 現に今俺は良い会社で良い地位を持っている。 それに比べてあいつときたら怪しい組織に入っているなんて噂を聞いた。 ただの噂だろう…
今日は、洗濯物をママとたたんでたの。 パパはさっきどこかいっちゃった。 お仕事かなぁ? えへへっ、今日はキレイにたためた!! ママに褒められた//// あれ? 洗濯物全部洗ったハズなのに、まだあったんだ。 …ん?取れないなぁ。 ズボンにくっついてた靴下は…
ある日、弟が亡くなった。 久しぶりに実家に帰って、父に顔をみせようと思ったが、あいにく今不在のようだった。 俺は、弟の部屋に入って懐かしさと悲しさに浸っていた。 ふと、机の上を見ると一枚の紙きれ。 見てみると、こんなことが書かれてあった。 ○月×…
俺は、今仕事を探していた。 この歳にもなって職なしじゃ生きていけないと思った。 街をうろうろしていたところ、こんな看板が立っていた。 お仕事探しのあなたへ!! 元気な姿をお客様に! 会社うかつきこでまぬし 募集中! 電話番号××。。。××× 俺はそれを見て…
お爺さんになってしまった浦島太郎。 カメを助けたばかりに、親や友人、家や若い体さえもなくしてしまった。 正しい事をしたのに…と、あのカメに対して、無性に腹が立ってきました。 とは言え、老いぼれた体では何も出来ません。 とぼとぼと村を歩いていると…
久々の休みだ、今日はどうしようかな。 特にあてもなく街を歩いていた。 そんな中、前を歩いている女性がナンパされた。 「君、可愛いね。近くでみると本当にそう思ったよ。今まで出会った人で一番可愛い!」 …おいおい(笑) どんな奴かと顔を見るとこれま…
あるマンションに住む住民、大林さんが何者かに殺された。 今は、第一発見者の住民に聞き込みをしているところだ。 『マンションの隣の部屋の部屋から、揉めるような会話が聞こえ、さらには助けを求める声がしました』 『大林さんの声ですか?』 『はい。私…
トゥルルルル、トゥルルルル、ピッ 俺「もしもし」 A「もしもし、Aだけど」 俺「おお、Aか。どうしたんだ?」 A「今どこにいる?」 俺「俺ん家だけど、お前は?」 A「仕事中だ」 俺「またかよ。さっさとそんな仕事辞めろ!」 A「これで終わりにするつもりだ…
「もうすぐご出棺なんだからじっとしてなさい!」 おじいちゃんのお葬式が退屈だったから同い年ぐらいの親戚の子たちとかくれんぼしてたらお母さんにひどく怒られた。 親戚の子と言っても大勢いて何回か会った子もいたけど全然知らない子もいた。 他の子も怒…
あっ俺死んだっぽいな 何でかって 朝から頭いたくて午前の授業はずっと学校の保健室で寝てて あっおれ一応高校生何だけど で だいぶ良くなって教室戻ろうとしたら友達が前歩いてたわけ 驚かせてやろうと思って後ろから肩叩こうとしたらそうよくドラマとかに…
あまり仲良くない友達の家に遊びに行った。 口論になって殺してしまった。 逃げなきゃ… 今日は他の友達の家に行った。 こいつもウザかった。 殺した。 慣れたものだった。 友達を殺すことに快感を覚える。 異常な性癖になってしまったようだ。 こんなの僕だ…
私と奥さんは恋人関係である。 しかし、普通の恋人ではない。 いや、今の世の中ではこんなこと普通かもしれない。 奥さんは不倫しているのだ。 私は人妻が好きであるし、奥さんも夫に飽きてきている、というので利害が一致した。 最初はただ本当に肌を重ねあ…