私は前から興味があった。 あの、先生がいつも触ってはいけないという木を粉々にしてしまう粉砕機だ。 あそこに手を入れたらどうなるんだろう。 ある日の（中学校なら大抵あるだろうか？）技術の授業中。 その日は『木でプランターを作ろう』の続きというこ…

俺は、とあるマンションの管理人。 いつも平和なマンションだ。 だが今日は違った。 ある日、昼ごはんを食べていると監視カメラに不審な男と引きずられている女が映っていた。 これはまずい、と思い急いで飛び出しその場所へ駆けつけた。 誰も居ない。 なぜ…

私、彼が大好き！ 顔も声も仕草も、すべてが好き！ 写真、あたしはいつも恥ずかしくって端っこに小さくしか映らないけど、あたしの宝物。 他にもあなたとの思い出が詰まった宝物、イッパイ持ってるのよ？ 昨日は他の女の子と居たの知ってるよ。 でもイイ。 …

伊代（いよ）と凜（りん）という名の少女二人と、和夫（かずお）という名の少年一人が何者かに監禁された。 部屋には扉が1つしかなく、壁は分厚い鉄で覆われている。 扉には鍵がかかっている。 （和）｢おい！！早くここから出せよ！！｣ （凜）｢誰か助けてよ…

とある田舎町にその少年、トムは暮らしていた。 トムは両親と妹のカレンの4人家族で、近所でも評判の仲良し一家であった。 近所の人は言う。 「トムはご主人の連れ子なんでしょ？血の繋がらない妹の面倒をちゃんと見てて偉いわ」 また別の人は言う。 「それ…

男「お父さんお母さん僕はこの子と永遠に幸せになります!!」 父「…」 母「そんなの許しませんよ」 お父さんもお母さんも不機嫌な顔したままだ 焦っているようにも見えたが… 僕らは両親を置いて約束の場所へ向かった そして、約束の場所へやって来た 僕ら二人…

俺には5歳になる弟がいる。 元気で活発なかわいい弟だ。 ある日救急車が通った時に弟は指をさし声をあげて笑った。 おかしなやつだなにが面白いんだ？ そんなある日弟は突然父を指差し声をあげて笑い始めた。 …次の日に父は事故で死んでしまった。 落ち込ん…

太陽の照りつける真夏の朝 混雑するバス車内はムッとする熱気に包まれていた。 男は目的地のバス停で降りて歩き出した。 マスクを外して口元の汗を拭っていると今まで乗っていたバスが対向車線にはみ出しトラックと正面衝突をしてしまった。 「あぶないなぁ…

昨日の夜、息子の信吾から電話があった。 明日からうちの近くにある温泉へ家族旅行に行くらしい。 一人息子の信吾は結婚し、5歳になる息子･裕太がいる。 裕太は私にとって、まさに「目に入れても痛くない」大切な孫だ。 私は急いで迎える準備をした。 翌日、…

私達家族には5歳になる愛おしい娘がいます。 7月に入ると 「はるはこないの？はるはこないの？」 を毎日5回は聞きます。 きっと春が好きなんですね。 私は 「また来年ね」 の繰り返しです。 そんな夏の日娘が高熱で病院運び込まれました。 医者からは原因が…

高校に入学してからというもの、なれない環境からか友達作りが上手くいかず俺は引きこもりになった。 姉がいるが、御袋と二人して男勝りでボーイッシュな髪型でスカートも全く穿かない。 なんで俺だけこんなに根暗になっちまったんだ。 かといって親父に似て…

僕と友人2人と興味本意で心霊スポットで有名な街外れの廃病院の調査をしに来た くじを引き、当たった人が病院内をビデオカメラで撮影してくるという内容なのだが運悪く僕が当たってしまった 僕はビデオカメラを持ち、恐る恐る病院内に入った 廃病院だけあっ…

お父さんがいなくなった。 5人家族、いつも一緒にいたのに。 すぐにお兄ちゃんもいなくなった。 隣でお姉ちゃんは怪我をしたみたい。 痛いのかな？ 涙を流してる。。 そんなお姉ちゃんもいなくなっちゃった。 ママと赤ちゃんはいなくならないでほしいな。。 …

彼女と付き合ってもう2年になる 記念日に京都に旅行にきた 二人でふざけて心霊スポットに行った ここは自殺した霊が行き場をなくして集まってくると有名な場所らしい 彼女「ねぇ、お化けでいいから会いたい人っている？」 俺「いねぇよ、それに俺の知り合い…

今日は私の誕生日。 仕事を早めに終えて帰ると、マンションの自分の部屋の明かりがついていた。 見ると、黒いスーツを着た男性が、目が合った途端に慌ててカーテンを閉めた。 「お兄ちゃんでも来てるのかな？」 と思った。 私には兄がいて、よくイベントがあ…

この春から晴れて新社会人となり、会社の配属先にあわせて実家を離れ一人暮らしを始めた。 私が住んでいるのは11階建てのマンションで、そこの8階。 仕事場から徒歩五分で、我ながらいい物件にめぐり会えた。 ある日の休日、何の予定もなく1日家で過ごしてい…

俺は両親が憎い 幼い頃から父からは酷い暴力を受け母はそれを見ても知らんぷり だから憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎…

高3の夏、明日から夏休みだ！ そしてその一週間後には俺の誕生日がある 夏は楽しみが多くて好きだ！ 翌日、さてなにをするか、実際に休みになってみるといまいちすることがない 部屋の掃除でもするか 掃除をしていると、中学の卒アルを見つけた 掃除をしてい…

あるところに作曲家の男がいた。 彼は作曲家としての実力は十分だが、神経質なところがあった。 静かな環境でないと、集中して曲を作ることができないのである。 家の中を妻や子が歩く音、笑い声、食器を洗う音、テレビの効果音… 作曲中の彼には全てが雑音に…

僕は生まれつき目が見えない… だけど家庭にも友達にも恵まれてすごく幸せ。 僕の国は5年前くらいから、すごく賑やか！ 女の人はどれだけのイケメンがいるのか僕には分からないけどよく「きゃー(≧▽≦)」ってゆってるし！ 決まってそんな時はおじいちゃんやおば…

このところ毎朝、志津子は台所に立つと涙がこぼれそうになる。 今朝もまた、英二の非難に耐えなければならない…。 「志津子さん、違うんだよ。死んだ女房の味噌汁は、こんな味じゃないんだ。もっとこくが深いというか奥行きがあるというか。とにかく違うんだ…

上司「おい新人、目が疲れた近くの100円ロー○ンで目薬買ってこいや」 新人「はい、わかりました」 上司「10000しかねえや！10000で買ってきてくれやぁ！」 新人「10000ですか？」 上司「当たり前だろねぇーんだから」 新人「わかりました」 ーーーーーー 新…

私の赤ちゃん、可愛い赤ちゃん。 人より少し大きくて周りの人からは大変ねなんて言われるけれど、愛があるから大丈夫。 ママが大事に育ててあげる。 パパはいなくなってしまった。 代わりにあなたを授かった。 寂しくないわ、あなたがいるもの。 あなたは私…

5月21日月曜日 ------ はるが終わりそうな今日この頃 もうしばらく彼女がいなかった俺に彼女ができた のろけたくてしょうがないが彼女 を自慢ばかりすると皆に嫌われそう（笑） モテモテの彼女だったが猛アッタクのかいか ついに彼女にすることができた。 た…

俺は毎日カルシウム剤を飲んでいた ある日ポストに写真が送られてきた それは死体の写真だった 怖くてすぐそれを捨てた 次の日もポストに写真があった それは白骨になった死体だ その次の日もきた それは骨を砕いて丸くしている写真だ それをなにかのビンの…

僕は事故に遭い脚に重傷を負い病院に入院した。 僕が事故に遭う前日。 子供が交通事故により、怪我をして、同じ病院に運ばれた。 その子供は、病院に運ばれたがあまりにも酷い怪我で亡くなった。 僕は霊感が強い。 そして、事故から約3ヶ月 もう脚はだいぶ良…

今日はなかなかに強い雨の日だった… 私はデパートで働いている従業員 とそこにある男性が近付いてきた 男「ここの屋上にはどうやって行ったらいいですかね？」 このデパートの屋上は屋根がなく吹き抜けなので今日のような雨の日に行くような場所ではない 私…

父と息子の2人暮らしの話 父は息子が学校へ行ったのを見送り、一服を済まし会社に行こうとしたら電話がなった 父「もしもし」 相手「お前の息子を誘拐した。返して欲しけりゃ2億用意しろ」 父「2億なんて無理だ！そんなお金ない！頼む！警察には言わない！だ…

昔取引先の社長と仲良くなってね。 いや、仲良くなったというか好かれたって感じか。 なんせその男は性格が悪く俺は正直嫌いだった。 まぁ金持ってて気前もよかったから交流があったってだけだ。 しかしそいつの娘がさ、親と全然似てなくてかわいらしい上品…

私は新人の雑誌記者だ。 主に主婦層をターゲットにした雑誌の担当だ。 最近は、健康ブームや食育だのお取り寄せだのなんだので、食べ物のことを載せるのがハズレがないらしい。 また、産地や栽培方法も明記している方がいいらしい。 そこで、初めての記事と…