2023-01-01から1年間の記事一覧
前の勤務先の同僚が俺の職場に立ち寄った。 お互いに既婚者だが俺らはよく飲みに行ったり遊んだ仲だった。 久しぶりに会ったんで近所の茶店に行った。 俺が 「最近どーよ、悪いことしてる?」 すると彼は笑いながら始めた話はこうだ。 一年程前から10歳下の…
いつものように俺はコンビニで買ったおにぎりを持って一人屋上へ向かった。 その日は珍しく一人先客がいた。 色の白い可愛い女の子だった。 その子と目が合った。 俺は初めて人がこいに落ちた音を聞いた。 【解説】
友「本当にごめんな」 俺「おいやめろって!」 友「妹が…妹が病気で…金がいるんだ…」 俺「大丈夫か?気をしっかり持てよ」 友「…ありがとう………」 俺「に…いや、10万でよかったら貸してやるよ」 友「本当にありがとう…あと、その…なんていうか…」 俺「ほら、…
スナッフビデオって知ってるか? 俺は見たことあるぜ。 飲み屋で知り合った男に見せてもらった。 男に招待してもらったのは山奥の山荘。 俺は先に到着したんだが男は30分遅れた。 「悪い悪い。真ん中の子供が高熱を出してな」 男は笑った。 それは無残なビデ…
私は中学生の頃いじめにあっていた。 でも、トラウマになったりはしていない。 真由美ちゃんという女の子のおかげだ。 真由美ちゃんは可愛くて頭が良くて運動も出来て、人気者だった。 クラス全員に無視される中、真由美ちゃんだけは優しく話しかけてくれた…
俺はサンタクロースに会ってしまった。 去年妻が交通事故で死んで以来俺は悲しみで自暴自棄になり自堕落な生活を送っていた。 仕事もしないで毎日酒を飲んでは寝ているばかりだった。 そんな頃、クリスマスの日の夜のことだった。 寝ている俺の脇に何か人影…
帰宅するとポストに手紙が入っていた。 『よんるいのまえきんおろす』 文の下には 「文字から2を引く」 とヒントらしきものが書かれていた。 少し考えたが面倒くさくなりそのまま寝ることにした。 翌日、僕は遺体で発見された。 【解説】
男が書斎で、銃で撃たれて死んでいるのが見つかった。 男は机に突っ伏しており、手には銃が握られていた。 机の上にはテープレコーダーがあった。 刑事が再生ボタンを押すと、 「私はもう生きていけない、私には生きる理由が何もない」 というメッセージが聞…
歯医者に行って麻酔を打ってもらった。 麻酔が切れるまで何も食べてはいけないと言われた。 飲みに誘われて、焼肉に行ったが自分一人だけ食べないのはいささか惨めだ。 一枚だけ食べてみた。 何ともなかった。 もう大丈夫だろうと思いそのまま食べ続けた。 …
この前、友達がウェイターやってるレストランに、一人で晩飯食いに行ったんだ。 ウェイトレスに案内されてテーブル席に着くと、俺の前と、向かいの席にメニューを置いて行った。 何だ?と思っているうちに友達が水と紙おしぼりを持って来た。 そして「おい、…
駅のベンチで電車を待っていた時、隣に赤ん坊を抱いた夫人が座った。 子供好きな俺はついジッと見てしまった。 それに気付いたのか夫人が聞いてもいないのに話しかけてきた。 「これね、実はバッグなんですよ」 そういうと赤ん坊の服をめくり、お腹についた…
初めて書き込みします。 私は結婚して2年目。 平日は仕事で休みは土日。 いつもは洗濯や掃除をまとめて土日にするのですが、今日はなんだか気が進まず、昼寝したりボーッとしたり。 夫もいつまでも起きてこないので、気にせずまったりと過ごしていました。 …
さて、そろそろ出かけるか。 時計を見ると昼過ぎだった。 あー、まだ顔洗ってなかった。 めんどくさいけど仕方が無い。 洗面所の水を出してジャバジャバ顔にかける。 洗顔料を指の上に乗せ、泡立てて顔に広げマッサージしながら洗う。 コポコポと排水溝に流…
あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。 やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。 その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。 「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」 男が…
ある中学校に仲良し五人組の女生徒がいた。 五人は休み時間も、お昼休みも、帰宅後もいつも一緒に遊んでいた。 皆で友情を誓い合ったりもした。 しかし、いつもリーダーシップを取っている生徒が、自己中だとか自分勝手だと他の四人に陰口を叩かれるようにな…
夏休みって事で彼と遊園地のお化け屋敷に入った。 とにかく私は怖がりで、中が真っ暗なだけでもうガクブル。 彼の腕を肘ごと抱え込んで、目もつぶって俯きながら歩いた。 彼に胸が肘に当たって気持ちいい、とか言われたけど、恐くて怒る気にもなれなかった。…
私は13才の中学生。 三つ上のお姉ちゃんとは部屋を共用していてとても仲良し。 一つしかないベッドを私に譲ってくれるとても優しいお姉ちゃん。 今日もいつものように寝る前に二人で仲良くトランプしたあと二人同時に就寝。 私はベッド、お姉ちゃんは床にひ…
脳死が確認され、無数のチューブと人工呼吸器や点滴により生き続けた。 しかし死んでしまった。 「すみません。手を尽くしたのですが」 医者はとても悲しげな顔で告げる。 彼の亡き骸を抱いた時、とても軽く、苦しかったんだと思った。 「治療費は結構です」…
老人が男に言った。 「ゲームをしないか?」 老人が説明したゲームの内容は次の通りだ。 箱の中に多額の賞金が入れられており、男が見事箱を開けられたら中の賞金は男の物。 箱はとても頑丈であり素手で開けるのは不可能だが、まわりには斧などがおかれてい…
会社までの徒歩通勤時に取り壊し予定の無人マンションの近くを通るのだが、 そこは飛び降り自殺が多く、自殺者の霊の目撃情報も多い曰くつきマンション。 周りに街灯も少ないし夜はかなり不気味で怖い。 この間残業で帰りが23時頃になったときガクブルしなが…
俺は腐れ縁で付き合っていたカノジョを殺すことにした。 高校生時代から、永年連れ添ってきた女なんだが最近結婚しろとかウザいからな。 でも、最近の警察は優秀だから、下手に証拠とか残すと捕まりそうだ。 やっぱり殺人は俺には荷が重い。 そんな時、昔の…
俺の姉は車通勤なんだけど、いつも近道として通る市道がある。 それは河沿いの、両脇が草むらになってる細い道なんだけど 田舎に住む人ならわかると思うけど、そういう道って夏の雨が降った時とか、アマガエルが大量に出てくるんだよね。 アスファルトの所々…
夫と妻、二人暮らしの夫婦がいた。 夫は1ヶ月くらい前から毎日毎日、夢かどうかもわからない、毎日同じ、おかしな夢ばかり見ると言う。 “真夜中、ふと目が覚める。すると天井に自分と全く同じ姿の人間がしがみついて、首だけ自分の方に向けて『お前はもう十…
ある若いカップルに子供ができてしまい、おろそうかどうしようか悩んだあげく、産むことにした。 しかし、まだ若い二人は育てることも出来ず、相談した結果、その子を殺すことにした・・・。 二人は夜中に湖に行き、おいてあるボートに乗って真ん中あたりま…
ある日、平穏な家庭に赤ちゃんが一人産まれました。 その赤ちゃんは驚いたことに、産まれたばかりですぐに言葉を発したのです。 第一声は、「おじいちゃん」でした。 おじいちゃんはひどく喜び、涙を流したそうです。 ところが次の日、おじいちゃんは死んで…
どっかで聞いた話なんだけど。 なんか友人から聞いたらしい話で、宗教入ってる知人の家族と夕食とることになったんだと。 それが焼肉なんだけど肉は何なのか言ってくれない。 人の肉かも、と思って食べたら違ったって。 結局何の肉だったんだろ? 【解説】
高校は離れたんだけど、近所の友達。 友達っても母親同士が仲良しな位であんまり付き合いはない。 そいつが入院したんで見舞いに行った。 何で入院したのか知らないんだけど行ったら寝てた。 枕元には千羽もない百羽位の折り鶴が吊ってあってちょっと触れて…
俺が去年某洋楽バンドのライブに行った時の帰りの話。 俺と友達二人(仮にA・Bとする)の計三人で行って、ライブ終了後、テンション最高潮で帰ってたんだよ。 そしたらAが後ろから誰かに肩を叩かれたんだ。 振り返ると、80才くらいの背の小さい腰の曲がったば…
テキサスのおじいさんの家に、都会から孫が遊びに来たのですが、孫は田舎で退屈そう。 そこでおじいさんは、 「猟銃を貸してやるから森で撃ってきていいぞ。この猟犬を連れて行くといい」 「うん、わかった」 そしてしばらくして帰ってきました。 「どうだっ…
さっき部屋の障子開けっぱなしで一階に飲み物取りに行った。 洗面所の前を通るのが最短ルートで鏡に何か写った気がしたのね。 ちょっと鏡をマジマジと見つめてたけどさ、やっぱり勘違いだったみたい。 んで、台所行って飲み物もってまた2階の部屋の障子開け…