当時、私は中学3年生でした。
受験も間近!という事で
友達(仮にA)の家に勉強会をしに泊まりに行きました。
案の定、勉強もせずに
恋愛の話や高校の話などをしていました。
そしてAはいきなり静かになりこう言ったのです。
A『私ねー妹が欲しいんだー』
その瞬間、私はおかしいと思いました。
だってAちゃんには既に一歳年下の妹(仮にB)が居るから…
私が
『Bが居るじゃん』
と言うと
『えー?誰それ?』
とふざけているのか分かりませんが
首をかしげていました。
『私はその子みたいにおかっぱで7歳くらいの子がいいのー』
と言ってきたので
笑ってごまかしていました。
しばらくして言葉に恐怖を感じ
家に帰りました。
翌日、Aは会話の内容を覚えていませんでした。
【解説】
語り手の周辺に
語り手には見えないおかっぱで7歳くらいの子がいた。
でも、それよりも
Aが会話の内容を覚えていなかったのが恐ろしい。
妹がいるのに妹が欲しいと思ったのであれば、
記憶に残りやすそうなものだが…。
その時のAに何があったのか気になってしまう。