【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】火事

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ピーポーピーポーピーポー

 

容態はどうだ。

 

「依然厳しい状態ですが
このまま向かえば何とか
間に合うと思います」

 

そうか…

 

まさかこんな夜中に火事がおきるとはな。

 

そういえば火事で肺が焼けた。

 

患者を運ぶのは初めてだったな。

 

よしっ時間もあってか
道路全然すいてる。

 

「次のT字路も直進です」

 

おっけT字路直し…っ!?

 

キキーーーーーッ

 

「どうしましたか!?」

 

なっ…おい何考えてんだ。

 

あの乗用車!

 

赤信号なのに飛び出してきた!

 

「危なかった急に出てきて…
堂々と信号無視か!?」

 

落ち着け俺。

 

ここは冷静にアナウンスだ…

 

『はいそこの乗用車道を開けて下さい』

 

ん?何だ運転手こっち来たぞ…

 

「すいません!よく見てませんでした…」

 

ばっ…んなこと言ってる暇あったらさっさと車どけろ!

 

「はい…!」

 

ん…あいつの頬不気味に吊り上がってる…

 

ちょっとイビりすぎたか…?

 

「道が開けました!」

 

良し!行くぞ!全速力!!

 


「次のニュースです。
昨日夜中に火事が発生し被害者の女性が
病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
警察は放火の疑いで捜査を進めています」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

T←救急車

乗用車

 

乗用車に乗っている人は

被害者が助からないように時間稼ぎをしていた。

 

 

随分危険な時間の稼ぎ方をしているけれど、

そこまでして殺したかった相手というのは

どんな人だったのだろうか…?

 

それが気になってしまう。