『あぁ…もうこんな時間か…。』
私は壁に掛かった時計を見て呟いた。
血まみれになっている上半身を起こし、
小さなベッドに向かう。
ベッドにはキャッキャと声を出して笑っている息子がいる。
私は近づいて、息子をそっと抱き上げた。
私は息子の笑った顔をみて憂鬱になった…
【解説】
語り手は授乳のさいに噛まれて出血していた。
そのため、
息子の笑った顔をみて
憂鬱になった。
これは実際にあること。
子育て中は痛みを伴うことが多いようなので、
そういう恐怖にとらわれる人もいる。
それでも乗り越えて
きちんと子育てをする方々は本当に素晴らしい。