俺には友達がいない。
だからある機械を発明した。
友達になってくれる人を探す
ジェットつき自動小型飛行機だ。
それに俺からの手紙を入れるんだ。
俺が何年もまてるよう
燃料は3年分。
誰かが飛行機を見て気になれば
自動でその人の元に着陸する仕組みだ。
手紙で返事をしてほしい俺は
飛行機が着陸すると
もう飛べなくなるように設定した。
飛行機に住所つき手紙を入れ
俺は期待をこめ
東に向け離陸させた。
3年後
西から俺の小型飛行機がきた。
【解説】
飛行機は誰も気になることがなく、
世界一周して帰ってきた。
特に外装が変わっているわけでもなさそうだし、
そこまで気になることもないだろうなぁ、
と個人的に思ってしまうが、
3年間待ち続けた語り手のことを思うと
悲しくなってしまう。