老人が男に言った。
「ゲームをしないか?」
老人が説明したゲームの内容は次の通りだ。
箱の中に多額の賞金が入れられており、
男が見事箱を開けられたら中の賞金は男の物。
箱はとても頑丈であり
素手で開けるのは不可能だが、
まわりには斧などがおかれている。
時間制限などは一切無いらしい。
男は是非やらせてくれと答えた。
男が金を得るチャンスがあるのに
リスクは無なさそうだったからだ。
参加を表明した男に老人が言う。
「実は箱にたどり着くまでにはいくつか難関がある。
5万円払えば賞金のすぐそばからスタートさせてやろう」
男は笑顔で5万円を差し出した。
ゲームが開始した。
スタート時から賞金は男の目の前にあった。
【解説】
男は箱の中に閉じ込められた。
その箱はとても頑丈であり、
素手で開けるのは不可能。
そのため、
賞金の前まで連れて行ってもらったが、
素手で壊せない箱の中にいる男は出ることができない。
時間制限も一切ない。
おそらくリタイアも認められないだろう。
そのため、男はこのまま死ぬしか無い。
老人は魔法のようなものを使えるように思う。
『ゲームが開始した』とあるが、
魔法のようなもので瞬間的に移動させられたような描写になっているから。
そう考えると、
この老人の存在が恐ろしい…