その子にはお姉さんがいて、二人とも少し霊感があるらしい。
夜は同じ部屋で寝てたそうだ。
ある日、彼女は寝苦しくて、なかなか寝付けなかった。
そして、しばらくして変なことに気付いた。
二人が寝てる足元(布団で寝てた)から、
別の誰かの寝息が聞こえる。
恐くなった彼女はお姉さんを起そうと声をかけた。
「ねぇ、お姉ちゃん・・・」
するとお姉さんも寝ていなかったらしくて
「しっ!言わないで。私にも聞こえてる・・・」
【解説】
このお姉さんはなぜ妹も同じように思っていると
わかったのだろうか?
と、思ったが、
寝ている人を起こすなんて
何か変なことがないとしないはず。
その変なこと、というのが
「寝息が聞こえる」ということだったのだろう。
お姉さんが聞こえていたのは
寝息ではなく、別のものだったのかもしれないが…
この寝息の正体は一体…
寝ようとしている姉妹を見て、
眠くなった幽霊が足元で寝ちゃっていたのだろうか?
『その子にはお姉さんがいて、二人とも少し霊感があるらしい』
と書かれている割には、
声しか聞こえていないようであるが…
お姉さんには実は見えていた、
なんてこともあるのかな?