【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】姉の心臓位置にある骨

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姉が亡くなった。

 

優しい姉だった。

 

まだ死ぬには早すぎた。

 

眠っているように見えた。

 

姉の体を焼く前に最後の対面をした。

 

静かに胸の前で重ねられた腕に私は優しくキスをした。

 

それからすぐに姉は焼かれた。

 

1時間程立っただろうか。

 

焼かれた姉の全身が出てきた。

 

姉であって姉でないその姿に私は涙した。

 

骨壺に入れるのは私が最初だった。

 

涙を拭きながら私は迷う事なく姉の心臓位置にある骨を取った。

 

お姉ちゃん。。

 

大好きだからね

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『涙を拭きながら私は迷う事なく姉の心臓位置にある骨を取った』

とあるけれど、火葬場で焼くと骨はバラバラになってしまうので、

わかるとしたら頭蓋骨ぐらいではないだろうか。

 

しかし、語り手は迷うことなく、

心臓位置にある骨を取っている。

 

となると、心臓位置に何かしらの印があったことになる。

 

心臓位置の骨に印なんて普通はつけられるはずがないのだが…

 

もしかしたら姉の死因は

語り手にナイフなどで心臓で刺され、

心臓部分に傷がつき、それを印として

語り手は迷うことなく取ることができたのではないだろうか。

 

そうなると、

『まだ死ぬには早すぎた』

という言葉から、

語り手は本来は殺す気はなかったはず…

 

『お姉ちゃん。。

大好きだからね』

という言葉から考えると、

姉が結婚などという話になり、

「自分のものにならないなら殺してしまえ!」

という流れになってしまったのではないだろうか…

 

ただいくら印がついていたとしても、

バラバラになった骨の状態で

すぐにわかるもの…?

 

火葬場によってはそこまでバラバラにならないとか、

事件の場合は焼き方が変わるとか、

そういうことがあったりするのだろうか…