【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】赤いタイル

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外で散歩をしていたら、

「キャー!」という女性の悲鳴が聞こえた。

 

私は驚いて行ってみると道路で女性が、

縦2m・横2m・暑さ50cm程の鉄板らしき物の前に座りこんでいた。

 

その女性に話を聞こうとしたが、

ビックリしたのか話せない。

 

すぐに作業服を着た人が来て訳を話してくれた、

どうやらビルの上で工事をしている時に落としてしまったという。

 

幸い怪我人は出なく、

女性は驚いて腰が抜けてしまっただけらしい。

 

それにしても赤いタイルの上に真っ黒の鉄板とは不気味である。

 

散歩も飽きて夕陽が暮れ前に、

もう一度その場所に寄ってみた。

 

その鉄板らしき物はまだ残っていた。

 

とても重いので処理ができてないのだろう。

 

危ないからか、近づけないように警備員のような人がいた。

 

先ほどの女性もいた。

 

声をかけてみた。

 

「先ほどは驚かれたことでしょうね」

 

女性は

 

「驚きました。悲鳴を聞いたときはビックリしました」

 

と返してくれた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手は悲鳴を聞いたが、

悲鳴を上げたのは腰が抜けた女性ではなかった。

 

では、誰が悲鳴を上げたのだろうか?

 

それは、鉄板の下敷きになった人の悲鳴である。

 

つまり、怪我人は出なかったが、

死人は出てしまった。