【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】カーテン

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見てる…

 

今日も男はこちらを見ている。

 

道路を挟んだ向かい側のアパートの二階。

 

顔が出るぐらい開けられたカーテンの隙間から
じーーっとこちらを見ている。

 

今日も…また見てる…

 


――――帰宅途中―――――

 

友人に電話で相談をしながら家路についた。

 

電話片手に玄関のドアを開ける。

 

気になった私は、電気も点けず
カーテンを少し開け、男の部屋を見た。

 

暗くてよく見えないが、
確かにカーテンは開いていた。

 

「今日はもう遅いし、
明日にでも警察に相談してみたら?」

 

と友人に促され、
布団を頭からかぶり就寝した。

 


――――翌日――――

 

いつもとは違う騒音で目が覚める。

 

うるさいなぁ…と、
カーテンを開け外に目をやる。

 

向かいのアパートにパトカーと人だかり?

 

あれ?

 

あの部屋って…

 

警察官らしき人がカーテンを開け放つ。

 


なんだぁ…

 

私は一瞬肩を撫で下ろした。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じーーっとこちらを見ていたのではなく、

首吊りをして死んでいた。

 

 

それにしても、

『なんだぁ…』

と肩を撫で下ろしているけれど、

首吊りをして死んでいたのも怖いと思うが…

 

『一瞬』って書いてあるから、

肩を撫で下ろしたあと、

怖さが襲ってきたのだろうか。