【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】階段

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ある日の夜の話。

 

私は友人と一緒に遊びに出かけ
たったいま家についた所だった。

 

私の携帯電話に
一通のメールが届いた。

 

見ると先程わかれたばかりの
友人から。

 

メールの内容は彼女の住んでいる
マンションのエレベーターが
動かないというものだった。

 

彼女は100階建てのマンション。

 

なんとその最上階に住んでいる。

 

羨ましいかぎりだが
こんな時には同情してしまう。

 

エレベーターが動かないので
なんと今から自室のある
100階まで階段でのぼるという。

 

メールはまだ続いていた。

 

夜の階段が怖い。

 

1個のぼりきるごとに
メールをするから
返信をくれ、という内容。

 

正直めんどくさかったが
彼女のことは心配だったので
引き受けた。

 

1個、2個、3個…

 

彼女からのメールに返信していく。

 

そしてようやく彼女から
100個目の階段をのぼりおえ
部屋についたとメールがくる。

 

私は安心して眠りについた。

 


あれから5年。

 

未だに彼女とは連絡がとれない。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『1個のぼりきるごとに
メールをする』

となると、

 

メール1通目で2階、

メール2通目で3階、

・・・

メール100通目で101階

となる。

 

つまり、友人は

あるはずのない101階にたどり着いていた。

 

あるはずのない場所にたどりついてしまったために

友人もそのまま消えてしまったのだろう。

 

 

それにしても…

よく100通もメールしたよね、

と思ってしまう

 

1階のぼりきるごとにメールとか

それもめんどくさくて逆に疲れそうだし、

100通のメールに付き合うのもすごい。

 

どのくらい時間がかかったのだろうか?

と疑問になってしまう。