【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】二段ベッド

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私は妹と二段ベッドで寝ている。

 

二段ベッドと聞くと、
やはり誰もが上で寝たいとおもうだろうが、
私も妹もその1人だった。

 

だから最初にこの二段ベッドが来たときに、
一週間に一回、かわりばんこに寝ることになったのだ。

 

その日は、
私が上でねる番の週だった。

 

いつもどうおり、朝に弱い私は
アラームにすこしイライラしつつも目をさました。

 

階段を下りると、
珍しく妹が私よりも先におきている。

 

「お姉ちゃん、あのね…?」

 

「なに?」

 

「昨日ね、夜寝てたらね、女の子の足がみえたの。
上のベッドにかくれて顔は見えなかったんだけどね…。
その人ね、お姉ちゃんのこと、ずっと見てたの…、それで…」

 

言い遅れたが、
妹には少し霊感らしきものがあるらしい。

 

だからたまに、こうゆう話を私にしてくるのだが、
朝起きたばかりで、私はすこし機嫌が悪かった。

 

だから、それを聞いて少しは怖かったが、
うるさいな!と妹の言葉をさえぎった。

 

まだ何かいいたげな妹を部屋に残し、
私はいつもどおり朝食を食べると学校へむかったのだった。

 


帰宅すると、
妹が何か深刻そうな顔で部屋のベッドを眺めていた。

 

さすがに朝のあれはひどかったなとおもい、

「どうしたの?」

と妹にたずねた。

 

「あのね、朝ね、足がみえたっていったでしょ?
あのね、見えた足はね、2本じゃなかったの」

 

妹の、次の言葉を聞いた時、
私はこれ以上ないくらいの恐怖を感じた。

 

「一本しか見えなかったの」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女の子の片足が見えなかった。

 

つまり、

女の子の片足は語り手が寝ている上のベッドに

かけていたということ。

 

女の子の幽霊は

片足をベッドにかけ、

食い入るように語り手の顔を覗き込んでいた。

 

 

顔を覗き込んでいる姿を想像すると

ゾッとしてしまう…。