「これ、ちょーらい!」
「お金はあるの?」
「まだちぃさいから、お金わかんなーい」
「これ、ちょーらい♪」
「お金はあるのかい?」
「大人じゃないからなーい」
ベティは5歳の女の子。
1人で市場に来ては、
市場で買い物をします。
しかし、お金を持っていません。
まだお金の意味が分かっていないです。
しかし市場の人は
ニコニコしながらベティに果物やら野菜やらをあげます。
ベティは嬉しくて
ほぼ毎日市場へやってきては色々貰ってきました。
今日はベティの20の誕生日。
町の人が来てベティを祝ってくれます。
するとプレゼントカードを町の人から貰いました。
ベティは嬉しくて紙を開きました。
すると一言
【大人になったベティちゃん。
もう大人なんだからお金って分かるよね?
¥10,000,000】
【解説】
『¥10,000,000』
は請求書。
小さい頃から市場で物をもらっていたと思っていたが、
20歳になるのを待って請求しようとしていただけだった。
それにしても、
『¥10,000,000』とかかなりの額だけど、
一体どれだけもらっていたのか…。
というか、いつまでもらうのを続けていたのだろうか?
もしかして、20歳になる前日まで
もらうことをやめなかったのだろうか?
5歳であれば、
お金の意味がわからないでいいけれども、
20歳になる前日まで同じことを行っていたのであれば
それはそれで恐ろしい。
『¥10,000,000』
を見て、ベティはどう思ったのか。
正直気になるところである。