【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】母の声

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小学二年生の頃、
僕はゲームにハマッていた

 

親父がいないので、
母は一人で僕を育ててくれていた

 

お金がなく、生活は裕福ではなかったが
僕はわがままを言ってゲームを買ってもらってた

 

今思えば、母には親不孝な事をしてたと思う

 

バイトとかも毎日してた

 

朝、僕は学校をサボって
ゲームに没頭することにした

 

怒られると思ったが気にしなかった

 

ゲームを夢中でやっていたら
二階から母が呼んでいた

 

「俊く~ん!ちょっと来て~!」
と呼んでいたが

 

「待って~、後で行く~!」
と言って放置

 

10分くらいたって
「俊く~ん!ちょっと手伝ってほしいんだけど~」
またまた放置

 

「俊く~ん!あ…以下略」
恒例の放置

 

五回ぐらいそれを繰り返した後に、

 

「俊く~ん!!?早く来なさい!
ゲーム隠しちゃうよ!!?」

 

と母のいつもの最終兵器をだしてきたので
……さすがに隠されるのはマズイ

 

と思い、仕方なく二階に向かう事にした

 

母は いなかった…

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『母は いなかった…』

母はいなかったけれども、

別の何かがいた。

 

「母は」と「いなかった」の間に

半角スペースが入っているのは

母はいなかったけれども、

別の何かがいたということを強調したいためだろう。

 

母一人で語り手を育てているため、

毎日のバイトもおそらく朝昼行っているものだと思われる。

 

だから、本当の母は

すでにバイトに行っていた。

 

声だけを母に似せた

何者かがそこにいた。

 

果たしてこのあとはどうなったのだろうか?

 

 

『今思えば』なんて過去の思い出として話しているため

そこまで驚くようなことはなかったかのようだが、

母と同じ声を出し、口調まで真似るナニカを見たのであれば

それはかなり恐ろしいと思うのだが…