【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】夜更かし

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風呂上がりのアイスは最強にうまい!
とか思いつつ、部屋へ戻る。

 

夜中の1時だから、
流石に家族は寝たようだ。

 

アイスを食べ終わったら、ベッドに入り、
携帯を充電器に繋げ、部屋の明かりを消す。

 

何らいつもと変わらない。

 

そして、
これまたいつものように…眠れない。

 

暇つぶしに携帯をいじり始める。

 

今日はどんな意味怖話が上がってるかなー

 


しばらく夢中で話を読んでいたら、
突然部屋が明るくなった。

 

驚いて飛び起き部屋を見渡すと、
ドア脇、部屋の明かりのスイッチに手をかけている母がいた。

 

きっと便所に行く所だったのだろう。

 

「いつまで起きてるの!もう3時よ!
明日も学校でしょ早く寝なさい!」

 

「あーはいはい」

 

適当に返事をし、追い出した。

 

面倒くせーな…黙って便所行けっつーの。

 

イライラしながら、
明かりを消して再び横になる。

 

そしてまた携帯をいじろうとした時、
ハッとした。

 

 

それ以来、俺は夜更かしをし続けている。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手がハッとした理由は

母はすでに死んでいるから。

 

その死んだ母とまた会うために

語り手は夜ふかしをし続けている。

 

部屋の明かりを消しているのに母にバレたり、

入ってきた音も足音もしなかったのは

母が幽霊だったから。

 

 

母の言葉はただの日常のような言葉だったから、

その言葉にそのまま反応した語り手。

 

適当に返事をして追い出した負い目も

語り手にはあるだろう。

 

「もっと気の利いたことを言っておけば・・・」

なんて後悔で苛まれているのだとしたら

恐ろしい話である。