俺とAは今小学6年。
周りからは悪ガキとか言われている。
その癖Aは頭いいもんな~。
まぁ気にしない。
さて今日は母親の宝石箱から1つ拝借してきたぜ。
さすがにこれを無くしたらシャレにならんからすぐ返す、つもり。
とりあえずAと一緒に眺めるか。
俺「ほら見てみ、たぶんこれダイヤだぜ!綺麗だよな~」
A「おぉ~、大層なもんを持ってきたな~。
なぁこれって暗い所で火にかざしたりしたらもっとキレイに見えるんじゃね?」
俺「それ名案だな!さすが秀才!」
ってことで部屋を暗くしてライターにかざしてみた。
…お~
ん?
あっ
…やめておけばよかった○厂乙
【解説】
ダイヤが燃えて二酸化炭素になってしまった。
Aは事故に見せかけて
語り手がダイヤをなくすように目論んでいた。
そのため、暗いところで変化をわかりにくくさせて
ダイヤに火をかざさせた。
腹黒いAのお話。
ダイヤはライターくらいでは燃えたり、
小さくなったりしないかもしれないけれど、
ダイヤは元々は炭素であるため熱に弱く、
色が曇って黒くなってしまう可能性がある。
そうなると、価値がなくなってしまうだろう。
なんにせよ、語り手は大変なことをしでかしてしまったため、
この後は恐怖に震えるだろう。
さて、この後どうするのだろうか…。