20XX年
科学技術がかつてない程進歩したこの時代
世の科学者達の最も大きな課題は、
超現象の解明だった。
科学の発達により、
これまで科学とは関係ないとされていた、
ポルターガイストや心霊写真などの事象が次々に解決されていった。
そんなある日、
科学者と霊能者の共同開発により、
ある機械が発明された。
その機械が放つ特殊な音波は、
一つの人体に一つの魂しか存在できないようにするのだ。
つまり、それまで人を悩ませてきた、
霊による取り憑きを解決できる。
人々はついに超現象の分野までをも制覇したのだった。
数10年後、人類は滅亡した…
【解説】
ある機械が発明されたために、
妊娠することができなくなり、
人類は滅亡した。
人が実際に滅亡する時は
こういうくだらない理由かもしれない。