ある日のこと
私は友達と神社に肝試しに行く事になりました。
メンバーは○希、○也、○加里、愛○(私)でした。
夜、神社にみんな集まると
四人でさっそく神社の奥へと進んでいきました。
するとホームレス?っぽい人達が
神社の近くで焚き火をして騒いでいました。
○希はその様子を見ると
ふざけてホームレス?達の所に行き
『おじさんたち何してんの?』
と言いました。
するとホームレス?達は言葉が話せないのか
紙を出し地面にある泥を指につけ
指についている泥で紙に何かを書きました
紙には『炎きひ』っと書いてありました
『炎きひ?…あぁ焚き火って漢字を間違えたのね』
○也が言った
なるほど!!
炎と焚を間違えたのか…
ってかこいつ日本語びみょーだなww
き以外全部、間違ってるしww
私達はホームレス?達をほっておき
肝試しを続行する事にしました
すると○加里が
『この指輪いいでしょ!!
彼氏から貰ったんだ』
なんてどうでもいい話をしてきた
それにしても本当に綺麗な指輪…
私もいつかこんな指輪欲しいな
なんてどうでもいいこと考えながら肝試しを続けてると
最初は余裕だった○加里も急に怖がってきのよ
帰りたい帰りたいって連呼して超怖がってるし
私はなんとか○加里を励ましたんだけど、
もう無理って帰っちゃったわけ
で私達も○加里が帰っちゃったし
つまらないからすぐに帰ることにしたわけよ
帰る途中に美味しそうな臭いがして
ホームレス?達のところ見てみたら
すんごい美味しそうなお肉、
焚き火で焼いて食べてるわけよ
私達はなんの肉食べてるか気になって
またホームレス?達の所に行ってみたわけ
ホームレス達のところに行くと
地面に超綺麗な指輪が落ちててつい拾っちゃった!
まぁいっか落とす方が悪いんだし~
まじ超ラッキー!!!
○加里に自慢できるし
でお肉はというと結局、
何の肉か分からなかったし…
いやねホームレス?達に聞いてみたら
また紙に指で何か書いてくれたんだけど
読めないのよwww
『入門』
って書いてくれて
「にゅうもん」な訳ないし…
まっ結局分からずじまい…
今でもあの美味しそうなお肉が忘れられない…。
【解説】
ホームレス?達は漢字(日本語)が苦手で
間違ってしまう。
『入門』は
「人間」と間違えた。
つまり、
ホームレス?達が食べていたのは
人の肉である。
『ホームレス達のところに行くと
地面に超綺麗な指輪が落ちててつい拾っちゃった!』
と語り手が言っているため、
食べられているのは
先に帰ったはずの○加里の可能性がある。
語り手は○加里の指輪について
『それにしても本当に綺麗な指輪…
私もいつかこんな指輪欲しいな』
と言っているものの、
指輪がどんな形だったかまでははっきり覚えておらず、
落ちている指輪を見ても気づかなかったのだろう。
殺された人がその時に身に着けていたものを持ち帰るのは
正直何か起きそうで恐ろしく感じてしまう…
語り手はそのことに気づいていないから、
知らぬが仏?