【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】バス

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残業を終えて停留所で待っていると、
しばらくしてバスが来た。

 

空いてる後ろの座ると、
一番前に座っている女性と目があった。

 

その女性は顔を赤らめながら、
終始、俺の方を見ていた。

 

あれ?もしかして……俺に気があるのか?

 

まんざらでもない気分になった俺だが、
あまりにも見つめて来るので、
周りの乗客の事も考えて、
周りの乗客の事も考えて、次の停留所で降りた。

 

 

まだ心臓が高鳴っている。

 

ふと前方を見ると、
テールランプが5回光った。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『一番前に座っている女性』

バスで一番前に座っている人は「運転手」

 

つまり、語り手に一目惚れ、

もしくは前から語り手のことを好きだった運転手は

次の停留所までずっと後ろを向いたままで、

前を見ずに運転していた。

 

そのため、語り手は

『周りの乗客の事も考えて、次の停留所で降りた』

 

『まだ心臓が高鳴っている』
は恋愛感情ではなく、身の危険を感じた為。

 

『テールランプが5回』

「ア・イ・シ・テ・ル」のサイン。

 

 

停留所で降りた時点だと

「自分を見つめていると思ったけれどきっと気のせいだ!」

なんて思えるけれど、

テールランプまでやられてしまったら、

気のせいとは言いづらくなってしまう。

 

この運転手はストーカーの気質がありそうなくらい行動力があるため

語り手はもしかしたら

今後この運転手にまとわりつかれるかもしれない・・・。