【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】居場所

スポンサーリンク

妹は両親が年老いてから出来た子だったため
両親は妹に愛情を注いだ。

 

私は居場所が無くて妹を殺したいぐらいだったが、
高校卒業と同時に家を出た。

 

あれから二十年近くが経ったが何とか生活はしている。

 

そんな中妹から電話がかかってきた。

 

「お姉ちゃん助けて!」

 

私は電話を切った・・・・。

 

その後、妹が自殺をしたこと、
そして両親が二人そろって連れて行かれたこと。

 

居場所は自分で作るものだった・・あのまま家にいたら・・・。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『妹は両親が年老いてから出来た子だった』

そのため、二十年近く経てば

疲労骨折などの怪我が起こりやすくなり動けなくなったり、

認知症になったりする可能性が高い。

 

この両親も認知症などが発症し、

妹が一人で両親の世話(介護)をしていたのだろう。

 

しかし、その介護に耐えられなくなり姉に助けを求めたが、

姉は妹を憎んでいるため拒絶。

 

そのため、妹は介護疲れにより自殺してしまった。

 

『両親が二人そろって連れて行かれたこと』

両親は介護施設や病院と行った場所に連れていかれた。

 

 

両親が妹ばかりに愛情を注ぐから

妹を憎く思うと同時に

両親に対しても憎悪の気持ちが出ていたのだろう。

 

こうなると家族というものに良い感情を持つことができなそうである。

 

この時の語り手はおそらく30後半。

 

結婚しているかどうかはわからないが、

家族に対する思いに良いものをもっていなそうなため、

結婚というものに興味を抱けないのではないかと思ってしまう。

 

結婚をしないのも一つの選択肢ではあるが、

両親や妹が原因で

結婚という選択肢が出てこないのは寂しいものがある。

 

こういう語り手のような人こそ

結婚して幸せな家庭を築いてもらいたいものであるが・・・。