「うわっ、ゴキブリだ!」
「何ビビってんだよ。」
「俺ゴキブリだけはマジで無理なんだよ。」
「汚い家で悪かったな。そんなに嫌なら俺が殺してやるよ。」
「よくゴキブリ出るのか?殺したことあるの?」
「たま~に出るかな。殺すのは今日が初めてだけど、まぁ大丈夫だろ。」
「待て!汁とかたくさん出るんじゃねぇ?カーペット汚れるぞ。」
「当たり前だろ?後の処分のほうが大変なんだから。刃物使わなきゃ血とか内蔵とか出ないように殺せるだろう
けど初めてだからなぁ~。」
「刃物じゃなくても新聞紙とかで潰したって出るだろ?なんか申し訳ねぇな。」
「気にするなよ。お前は友達だしせめて痛くないように一発でやってやるからさ。覚悟はいいか?」
「おう。」
【解説】
『刃物使わなきゃ血とか内蔵とか出ないように殺せるだろう』
この話に出てくる通称『G』は
血のようなものはともかく内臓など持ち合わせていない。
『友達だしせめて痛くないように一発でやってやる』
『G』に対して「痛くないように」という表現は明らかにおかしい。
友人は明らかに語り手を殺そうとしている。
『汚い家』と思われることがそこまで嫌だったのだろうか・・・?
人の沸点は案外わからないものである。
余談であるが、以下は『G』が苦手な人は読まない方が良いかもしれない。
特にこれから食事・・・となると食べるのが辛くなるかもしれない。
さて・・・
自分自身『G』は苦手である。
名前を出すのも嫌なので、
『G』と呼ばせてもらっている。
血や内臓はあるのかと先ほど調べようとしたものの、
気持ち悪くて途中で断念。
なので、『内臓は持ち合わせていない』と
上記に書いたものの、実はあるのかもしれない・・・。
『G』の内臓がうんたら、とチラリと見つけたからだ。
血に関しては『黄色い汁』みたいなものが
一応血に分類されるとかされないとか。
チラッと見ただけなのでアバウトな書き方。
きちんと知りたくないところもあるが・・・。
ただ、『G』に内臓があるかどうかを調べるときは後悔した。
有名な話ではあるが、
『G』によって人の内臓が・・・という話がある。
想像したくもない話であるが、
検索するとすぐに出てくるため、
現実にそこそこ起きている話なのだろう。
正直それを想像することが非常に怖いものである。