【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】きこり

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あるところに貧しいきこりがいました。

 

生活に必要なお金を得るために、
きこりは毎日森へ通い、
せっせと斧をふるいました。

 


ある日のこと。

 

きこりが森の中を歩いていると、
水の透き通った湖が目の前に広がりました。

 

きこりは、森を出る前に手を清めていこうと思い、
膝をついてかがんだところ、
背負っていた斧が湖に落ちてしまいました。

 

困った。

 

あれがないと暮らしていけないぞ。

 

きこりは途方にくれました。

 

すると、突然まばゆい光とともに、
誰かが湖の中から現れました。

 

それはとても美しい、湖の女神様。

 

手には二つの斧を持っています。

 

女神「あなたが落としたのは、
この金の斧ですか。
それともこの銀の斧ですか」

 


きこりは大きく首を横に振りました。

 

きこり「いいえ、女神様。
私が落としたのは

 

 

…赤い斧です」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貧しいきこりはお金を得るために

森に来た人を殺して

金品を奪っていた。

 

斧が赤いのは

返り血がついているため。

 

だから、森を出る前に手を清めていこうと思い、

殺しがバレないように返り血を洗ってから

森を出ようと思った。

 

 

これでも正直者だと言われて

金の斧も銀の斧ももらえるのだろうか…?