【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】いたっ

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これは昨年の話です…。

 

ある日僕は道を歩いてた。

 

前から
「ダダダッ!」っと
物凄い勢いで走ってくる人がいて、
僕は避けきれず
「ドンッ!」とぶつかった。

 

「イタッ!」

 

と叫んだとたん
その走ってきた人はその声にびっくりしたのか
一回僕を見てまた急いで走っていった。

 


僕はしりもちをついて痛かったし
そいつにムカついた。

 

だけどめんどくさがりやの僕は
追いかけることもせず
また歩きだした。

 


前の方に人がたくさんいる。

 

その野次馬たちの中に僕も入った。

 

…死体があった。

 

そこには血だらけの人が倒れてた。

 

僕は怖くなり
その場から立ち去った。

 


翌日、僕は
おんなじ道をおんなじ時間帯に通った。

 

「すいませーん」

 

お巡りさんだった。

 

「なんですか?」

 

というと、

 

「あのですね、
昨日のここであった事件のことなんですけど
犯人らしき人とか見ませんでしたか?
顔とか見ませんでしたか?」

 

と問い詰めてきた。

 


(うわぁー、めんどくさいわ)

って思った僕は

 

「知らないです」

 

と言った。

 

お巡りさんは

 

「…そうですかぁ」

 

といって立ち去った。

 


僕はめんどくさそーな事から逃げ出した。

 

その時はなぜか自分の中で勝った気分みたいに
上機嫌になった。

 


そしてその晩、
家に帰ってきた僕はテレビをつけた。

 

ニュースを見た瞬間血の気が引いた。

 


昨日の事件の容疑者にいたのだ、
彼が…。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犯人はお巡りさん。

 

「イタッ!」を

「痛っ!」じゃなくて

「居たっ!」だと思ったから、

語り手をマークしたのだろう。

 

 

こんな出来事に遭遇したら

外に出るのがちょっと怖くなってしまいそうである。