俺は極普通の何処にでも居るサラリーマン。
ある日、俺は会社で残業をしていた。
夜中1時にやっと残業を終えた。
そして、そのまま家に帰った。
飯を食べ風呂に入り
そろそろ寝ようと思い布団の中に入った。
うとうととなりながら、
寝ようとしたら突然、玄関から
『ガチャ』と、ドアが開く様な音がした。
何だ?と思いながら玄関を見に行くと、
誰も居ない。
おかしいな、
と思いながら下を見ると、
家のスリッパが玄関向きで置いてあった。
【解説】
家の中に何者かがいて、
その者が家から出ていった。
家のスリッパが玄関向きで置いてあったのは
そのため。
家の中にいた者は
律儀にスリッパを履いていたことに驚き。
語り手が帰ってきたときに
スリッパに気づかなかったのは奇跡的では?
なんて思ってしまうが、
夜中1時まで残業したのであれば相当疲れていただろうから、
そんなことまで意識できなかったのだろう。
そこまで疲れるほど仕事をしているのに
『極普通の何処にでも居るサラリーマン』
と言っているのが怖いと言えるかもしれない。