【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】怪しい男

スポンサーリンク

今日は高校の時のクラスの同窓会で
結局帰るのは朝方になった

 

午前5時半頃

 

電車を下り、
駅から家へと向かっていた

 

その日は曇り空で
決して爽やかな朝では無かった

 

家まで数十メートルの所で
ふと後ろを見ると
上下黒い服を着てフードをかぶり
マスクをした男が歩いていた

 

その男は俺を見るなり
歩いている速度が速くなった

 


朝方のせいか
自分は不思議にも怖くなり
自分も歩いてる速度を速めた

 

あと5メートルという所で男は走ってきた

 

充分距離をとっていたので
自分は走ることもせず家に入った

 

自分の部屋についた頃に
男の足音が自分の家の前で
止まったのがわかった

 

自分の家の通りは
昼間でも人通りが多くなく
朝方の今だから尚更
その男しか考えられなかった

 

予想通り男は明らかに怪しかった

 

ドアを激しく叩いてきたのだ

 

怖くなったし
それに疲れもあったので
もう寝ようと思い
毛布を頭まで被った

 

まだドアを激しく叩く音は止まない

 

すると車が自分の家の前で
停車する音が聞こえた

 

そして男のドアを叩く音も止んだ

 

自分はああ警察が来たんだ
と思い眠りについた


そして昼になって目が覚めると
珍しく自分の家の前が騒がしかった

 

それが気になり外へ出てみると
玄関のすぐ目の前には
警察の姿と多量の血痕があった

 

そして自分の足元には
血のついたマスクが落ちてた

 

どうやら殺人事件が起きたらしい

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手が自分のことを追っていると思っていた怪しい男は

実は追われている身だった。

 

そのため、語り手を見つけるや否や

助けを求めようと追いかけてドアを叩いたが、

語り手はそれを無視。

 

その結果、車で来た謎の人たちに殺されてしまった。

 

マスクやフードは

その謎の組織から見つかりづらいようにするため。

 

 

もしかしたら語り手は

「自分が手を伸ばさなかったから殺されてしまったのかもしれない」

と罪悪感に苛まれるかも…