大学での研究の参考にするため
図書館に本を借りにいった。
案内の人に聞いたら
目的の本は右奥の壁際の本棚にあるということ。
さっそくその本棚に行って
必要となる本を探した。
途中本を抜き取ったら、
向かいの人と目があった。
図書館ではたまにある気まずい瞬間。
そして目的の本を探し出して
受付で借りる手続きを済ませたのちに
おれは図書館を出た。
【解説】
壁際の本棚なので
本来人と目があうことはありえない。
目があった相手は
一体何者だったのだろうか？
これを読んで気になるのは、
その光景はどんなものだったのかということ。
目だけとか顔だけだったら不自然だし、
奥行きもきちんとあったのだろうか？
それが気になってしまう。
図書館にたまに行くが
向かいの人と目があったことは一度もない。
というよりも、
そもそも本を抜き取ったら
奥が見える本棚なのかどうかも覚えていない。
本棚を意識したことがないから
勝手に背板があるものだと思っていたけれども、
奥が見える本棚だったのだろうか？
そこが気になってしまったので、
今度図書館に行ったら
どんな本棚だったのか確認してみようと思う。
