ある女の人がいた。
その人のお腹にはまもなく産まれる赤ちゃんがいた。
でも旦那の暴力が酷く
このままでは自分も子供も殺されてしまうと思い
夫のいない間に遠くの友人の家に逃げた。
そして平和な毎日が過ぎている中、
いよいよ出産の時が来た。
"オギャー"
でも誰もが青ざめた顔でその子供を見ている。
なぜかって?
目玉が12個もあるのさ。
こんな不気味な子供は殺してしまえ、
そんな声もある中
母親はお腹を痛めて産んだんだ。
できるところまで育てると…
そしてその赤ちゃんを連れて退院したが
やっぱり母親は悩んでいた。
この子供をどう育てたらと…
そして逃げた時に助けて貰った友人に相談をした。
すると…
"よく当たる占い師がいるの、
その人に相談することを勧める"
と。
そして数日後…
占い師に相談したところ…
この子はこのまま生かしておいてはいけない。
でもただ殺すんじゃ意味がない。
五寸釘で12個全ての目を潰しなさい。
そして自分の住む町からなるべく遠い川に捨てなさい。
そして午前12時~午前6時までの電話は決して出てはいけないと。
そして帰ってから母親は
泣きながらその赤ん坊の目玉を全て潰し川に捨てた。
母親は悲しみ
その夜は寝れないでいた…
そしてデジタル時計が00:00になったすると…
プルルル、プルルル、プルルルと家の電話が鳴り出した。
占い師に午前12時~午前6時までは出ていけないと言われていたので
絶対に電話にすら近寄らなかった。
その電話は1分間鳴り続けるとプツッと切れた。
そして2時になった。
また電話がなる。
また無視をする。
1分間鳴りまた切れる。
3時、4時、5時…
悲しみとその電話のしつこさに
もう目が覚めて寝れないでいた。
そして6時になると
今度は携帯に電話が来た。
ディスプレイには助けてくれた友人の名前。
こんな朝早くにどうしたと思い出てみた。
"あーあ 出ちゃダメって言われてたのに…
出ちゃったね♪あーははは!"
次のニュースです。
昼間◯◯さんの部屋へ約束をしていた友人が行くと
鍵がかかっていたため
不思議に思った友人が隠してある合鍵を使って中に入ったところ
両目を潰された◯◯さんが発見されました。
ただいま警察が犯人を探しているとのことです。
【解説】
電話に出れば赤ちゃんに殺されるから、
電話に出てはいけなかった。
6時ちょうどの電話で終わったと思い、
電話をとってしまったものの、
6時ちょうどはアウトだったため、
赤ちゃんに殺されてしまった。
まぁ、一番怖いのは
12個の目を持つ赤ちゃんだと思う。
人の見た目に文句をつけてはいけないが、
それでもやはり12個の目は恐ろしい…。