仕事が終わった。
米を炊いた。
リビングでダンスの練習をした。
数分後メールが一件。
自分が踊っていた自分のダンスの様子の動画が添付されていた。
おれは叫んだ。
「どこにいる!」
数分後メールが一件。
自分が叫んだ様子の画像が添付されていた。
画像から撮った角度を推測して
その予測した場所を向いて電話をかけた。
外から携帯の着信音と思われる音が流れた。
急いで窓を開け外を見た。
首を窓からだしたまま回りを見ていた。
するとメールが一件。
身を乗り出したままの状態でメールを開いた。
そしたら
自分が窓から身を乗り出したままの
後ろ姿の画像が添付されていた。
自分はそのあと後ろを振り向くことはできなかった。
後ろの人物が自分に向けて銃を向けている様子の画像が
数分後に添付されて送られてくるまでは。
【解説】
電話をかけたということは
語り手はメールの送り主を知っているようだ。
また、銃を向けている画像を見て
後ろを振り向くことができたとのこと。
銃を向けられていると
むしろ身体が硬直して動かなそうだが…。
その銃が自分のものであり、
その銃には弾が入っていないことを理解していた?
ただまぁ、
こんな状況は普通に恐ろしい…。