【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】授業

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授業中、
僕はぼんやり外の景色を眺めるのが好きだった。

 

帰ったら何して遊ぼうかとか、
どこか遠くに行きたいとか、
いろんなことを思いながら、
窓の外ばかり見てた。

 

午後の授業なんかだと、
ついつい寝ちゃうこともある。

 

隣の女子校で体育をやってたりすると、
それはもう大変。

 

何も考えられずに
食い入るように見ちゃう。

 

はちきれそうな太もも、
のびやかな肢体、
見てるだけで鼓動が高鳴った。

 

あのコがいいとかこのコもいいとか、
もう授業中だってことなんか
完全に忘れてずっと見てた。

 

楽しかった。

 

でもそんなことしてると、
いつも必ず邪魔が入るんだ。

 


「先生、授業してください」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そりゃ、先生が授業もせずに、

外の景色を眺めていたら

『先生、授業してください』

なんて邪魔が入ってしまうのも無理はない。

 

 

『でもそんなことしてると、
いつも必ず邪魔が入るんだ』

なんて言っていることから、

毎回のように行っているのだろう。

 

そんなに何度もやっているのに

反省の色もなく、

むしろ『邪魔』と言っているこの語り手が恐ろしい。