とある一家のはなし。
その一家は父、母、姉、弟の四人家族。
ある日を境に弟は部屋から一歩も出なくなりました。
父は
「また彼女と喧嘩したんだろう、
大丈夫だ、そのうち出てくる」
と言い、
さほど心配していませんでした。
しかし、
どれだけ待っても弟はでてきません。
これはダメだと思い、
父が弟の部屋に入ったとたん、
失神してしまいました。
母は何事かと部屋に行くと、
白目を剥いて倒れてしまいました。
姉が不思議に思い部屋に入ると、
弟が頭を抱えて悩んでいました。
「な、なにしてるのっ!!」
姉は弟に尋ねました。
----「…悩んでいるんだ」
【解説】
弟は彼女の頭を抱えて悩んでおり、
それを見た父と母は倒れてしまった。
父と母は彼女の生首を抱えて悩んでいる弟を見て倒れたけど、
姉はそれを見て弟に話しかける精神力…。
それも一種の怖さかもしれない。