【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】冬の日

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「ニャー」

 

(元気な猫だな。
ボンネットの上で寝てるなんて…)

 

「わたくし、探偵をしております、
佐久田と申します」

 

「あ、今回はお世話になります。
依頼した河野と言います」

 

「寒いですね~。
冬ですし当たり前ですか…」

 

「まだ8時なのに仕事が早い。
ま、玄関で話すのもあれですし、
お入りください」

 

今回の事件は妻の失踪らしい。

 

今日の朝からだそうだ。

 

普段はそんなことする人じゃないのだそうで
不安になって依頼したのだとか。

 

後でちゃっかり帰ってきても
報酬は払ってもらえるそうだ。

 

状況の整理といこう。

 

朝起きると妻がいなかった。

 

そんなことする人柄ではない。

 

通帳や財布やケータイなど、
生活に必要となりそうなものは家に残っている。

 

「なるほど、
新聞をとりにでて拉致された可能性が考えられますね~」

 

(何かひっかかるな…)

 

凶器は見つかっていない。

 

「では、今日はこの辺で。お邪魔しました」

 


数日後、
被害者は山奥で発見され、
依頼主のご主人が捕まった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬なのにボンネットで猫が寝ている。

 

ということは、

ボンネットがあたたかいということ。

 

ボンネットが温かいということは

車で動いていたことになる。

 

つまり、ご主人が車を走らせ

奥さんを山奥に放置していた。

 

冬に何日も山奥に放置されていたら、

ご主人に殺されていなくても

すでに奥さんは死んでいるだろう。

 

 

猫がきっかけで犯行がバレたのだろうか?

 

ただ単純にボンネットが大好きな猫で

ご主人は無実だとしたら恐ろしい…。