【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】保健室

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今日も授業をサボって
屋上から下の大きな桜の木を見ていると、
急に頭が痛くなり、
ひとつ下の階の保健室の窓際のベッドで寝させてもらった。

 

すると、窓から優しげな同い年くらいの少年が覗いていた。

 

彼はどうしたの?と、聞いてきたが、
ちょっと頭が痛いだけだからと言うと、
そっか、お大事に、
と言って走っていってしまった。

 

よく考えると、
彼はうちの学校では見かけない顔だった。

 

だから、
僕は保健室の窓から抜け出し
彼を追いかけていった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『屋上から下の大きな桜の木を見ていると』

屋上から大きな桜を見下ろせるくらいなので、

それくらい高いところにいる。

 

そして、語り手寝ていたのは

『ひとつ下の階の保健室の窓際のベッドで寝させてもらった』

と、『ひとつ下の階』である、

 

にもかかわらず、窓に人がいる。

 

果たして、人間なのだろうか?

 

『僕は保健室の窓から抜け出し
彼を追いかけていった』

とあることから、

語りては窓から転落して死んでしまい、

そのまま幽霊として追いかけているのかもしれない。