俺は○○高校の生徒だ。
自慢じゃないが、喧嘩で負けたことは無いぜ!
だが一通の手紙が来た。
「挑戦状?」
俺は手紙を見て舐めていた。
手紙の内容は…
「お前の通っている、高校の屋上に今夜来い。俺は殺す気で行く」
だそうだ。
こんなもん俺には珍しくなかった。
日常茶飯事だからな。
んで今の状況…
屋上に閉じ込めらちった。
俺が屋上についた頃、
鉄の扉がガチャっと嫌な音がした。
「思った通りだ。くそっ!」
俺は考えた。
脱出する方法を…
この高校は五階建て。
扉は鉄で、下には、
アスファルト…
みんなが来るのを待ったところで、
屋上は出入り禁止で普段は使わない。
おまけに森の中。
叫んだって意味がない。
必死に考えた。
そして俺は空を飛んだ。
空中で大勢の笑い声。
「なんだ、そーゆーことかよ…へへっ」
グチャ…
【解説】
挑戦状は一人ではなく、
高校の生徒たちであった。
『空中で大勢の笑い声』
生徒たちは教室にいたのだろう。
多くが語り手を殺したいと思うほど嫌っていたのか…。
それにしても、
屋上から飛ぶ以外の選択肢はなかったのだろうか…?
もう少し時間をかけて考えれば、
生徒たちがその現場を見て喜ぶこともなかったのに…
とも思ってしまう。