仙人の所に男の子と女の子が遊びに来た。
男の子と女の子はとても仲が良くいつも一緒にいた。
男の子は
「鷲になって空を飛んでみたい」
と仙人にお願いした。
女の子は
「リスとお話したい」
とお願いした。
子供の喜ぶ顔が見たい仙人は
二人の願いを一時間の制限付きで叶えた。
男の子は鷲になり森のほうへ飛んで行き、
女の子も森のほうへリスを探しに行った。
一時間後、
女の子は男の子を嫌いになった。
【解説】
鷲がリスを食べ、
リスと話ができるようになった女の子は
リスの断末魔を聞いてしまったため、
女の子は男の子を嫌いになった。
男の子はさすがにリスを食べてはいないだろうが、
鷲という分類で男の子のことも嫌いになってしまったのだろう。
男の子が不憫である…。