【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】マンションのエレベーター

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私は15階立ての高級マンションに住んでいる。

 

一応女。

 

しかしいつもボーイッシュな格好をしているので
よく男に間違えられる。

 

今日も小さい子どもから

 

「男の人かと思ったー」

 

と言われた。

 

これだから子どもは嫌いだ。

 

もう女の子っぽい格好にチャレンジしてみようかな・・・

 

そんな私はストレスが溜まると
マンションの屋上へ行き
リフレッシュするようにしている。

 

今日もいやなことがあったので
屋上でストレスを発散した。

 

「あー夜風が気持ちいー!」

 

ストレスも発散できたことだし
そろそろ帰ろうかな・・・

 

私はエレベーターを待った。

 

エレベーターが屋上まできた。

 

中には小学校1年生くらいの男の子がいた。

 

こんな時間に子ども・・・?

 

何してるんだろう?

 

私が疑問に思っていると、
男の子はそそくさとエレベーターの中から飛び出し、
こっちを向き

 

「おじさーん!ありがとう!」

 

と言った。

 

だから私は女だってば!

 

せっかく屋上でリフレッシュできたのに
またガキンチョのせいでストレス溜まっちゃったよ・・・

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15階よりも更に高い位置にある屋上ボタンを

『小学校1年生くらいの男の子』の身長では押すことができない。

 

つまり、このエレベーターの中には

ボタンを押してくれた人が乗っていた。

 

それが『おじさん』である。

 

男の子の

『おじさーん!ありがとう!』

は語り手ではなく、

このエレベーターの中にいたおじさんに対して。

 

『おじさーん!(屋上までのボタンを押してくれて)ありがとう!』

という意味。

 

そのおじさんは

まだエレベーターから降りる気配がない。

 

本来であれば

上に行くボタンを押したのであれば、

屋上までいくどこかの階で降りるはずである。

 

しかし、屋上まで来ても降りる気配がない。

 

つまり、おじさんの目的は

語り手であった。

 

おじさんは語り手に二人きりで会おうとしていたが、

男の子が乗ってきたため、断念し、

屋上に行かず下りようとした。

 

しかし、そのまま語り手が乗り込んできたため、

エレベーター内で二人きりになることができた。

 

果たして、これからのおじさんの行動は…?