アパートに帰ると手紙が入っていた。
彼からのものだ。
実はもう別れる寸前なのだ。
突然喧嘩を頻繁にするようになった。
多分別れの手紙だろうと思い開けて読んでみた。
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奈々へ
なんかさ最初君がいるだけでリア充になった気がして嬉しかった。
世界にいる誰よりも好きだった。
たまに君の嫌いな人参も僕が食べてあげたね(笑)
いろいろ作ってくれた手料理…煮物美味しかった。良い嫁になると思うよ。
夏に君が苦手にしてる蜂がきて焦ってキスした時…あれが僕の初めてのキスだった。
浜辺で遊びころんだ君を録画したビデオは今でも宝物。
今も一緒のころを今でも思い出すよ…奈々。
ふたりの間、君の位置いつの間にか遠くなったね。
それ僕がワザとしたことって言ったら号泣してくれるかな?(笑)
以後、来る日来る日遠ざかっていたよね。
最後に…さようなら。
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これは別れの…手紙なのだろうか…?
だけど内容の今でも好きな彼との思い出を振り返り
涙がポロポロと流れて消えていた。
内容からすると彼に何かあったのかもしれない。
止まらない雫を流す為に
私はお風呂に入ることにした。
【解説】
手紙の内容を見てみると、
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奈々へ
なんかさ最初君がいるだけでリア充になった気がして嬉しかった。
世界にいる誰よりも好きだった。
たまに君の嫌いな人参も僕が食べてあげたね(笑)
いろいろ作ってくれた手料理…煮物美味しかった。良い嫁になると思うよ。
夏に君が苦手にしてる蜂がきて焦ってキスした時…あれが僕の初めてのキスだった。
浜辺で遊びころんだ君を録画したビデオは今でも宝物。
今も一緒のころを今でも思い出すよ…奈々。
ふたりの間、君の位置いつの間にか遠くなったね。
それ僕がワザとしたことって言ったら号泣してくれるかな?(笑)
以後、来る日来る日遠ざかっていたよね。
最後に…さようなら。
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赤文字の部分を抜き出してみると、
充→十
世→四
参→三
煮→二
蜂→八
録→六
菜々→七
位置→一
泣→九
後→五
となる。
これらの通りに並び替え、
行とその行の文字を見ると、
(位置なら一行目で一番目の文字)
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奈々へ
ふたりの間、君の位置いつの間にか遠くなったね。
いろいろ作ってくれた手料理…煮物美味しかった。良い嫁になると思うよ。
たまに君の嫌いな人参も僕が食べてあげたね(笑)
世界にいる誰よりも好きだった。
以後、来る日来る日遠ざかっていたよね。
浜辺で遊びころんだ君を録画したビデオは今でも宝物。
今も一緒のころを今でも思い出すよ…奈々。
夏に君が苦手にしてる蜂がきて焦ってキスした時…あれが僕の初めてのキスだった。
それ僕がワザとしたことって言ったら号泣してくれるかな?(笑)
なんかさ最初君がいるだけでリア充になった気がして嬉しかった。
最後に…さようなら。
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読んでみると、
「ふろにいるころしたる」
つまり、
「風呂にいる、殺したる」
となる。
『私はお風呂に入ることにした』
と語り手は言っているため、
この後語り手は殺されてしまう…。
暗号にしたのは、
それに気づいて止めてほしかったからだろうか…
この暗号を瞬時に気づく人なんていないだろうし、
実際解読しても
「まさかね…」
となっておしまいだろうけど…