俺は幽霊が好きな変わり者だ
しかし一度も幽霊を見たことがない
毎夜いろんな所で探しているのに見つからない
ある朝、
肝試し中に幽霊を見たと言う二人の少年がいたので聞いてみた
「あのー幽霊を見たと言うのは本当ですか?」
「それにしてもあの日の夜は絶対忘れられないよな」
「うん、○○森にまさか本当に出るなんてな」
「誰も信じてくれないんだよな~」
「わかった、ありがとう」
俺は、二人にお礼を言い○○森へ向かった。
その森には俺も行った事があるから案内は不要だ。
数日後、
○○森にまた幽霊がでたらしいが
俺はまだ会えない
【解説】
語り手が少年二人の会話に入れていなかったり、
語り手が○○森に行ったことでまた幽霊が出たことから
語り手自身が幽霊である。
一体いつから幽霊になってしまったのだろうか…
死んだと気づかずに彷徨い続けているのは辛い気もするが、
気がついていないから問題ないのだろうか…