【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】謝りたい

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私と妻は明日で結婚40年を迎える。

 

子宝にも恵まれ
とても良い妻で私をいつも支えてくれていた。

 

頑固な父の先のない闘病生活にも
最後まで付き合ってくれた。

 

最近では少しづつ認知症の出てきた母とも
上手に同居してきてくれていた。

 

こんなど田舎に家を建てることを許してくれた。

 

子供たちも巣立ち落ち着いたことだし、
私は日ごろの感謝をこめ、
妻を2泊3日の旅行に招待した。

 

出発は今日20時の飛行機だ。

 

遅い出発だが仕方がない。

 

母の夕飯を作らずに家を出るわけにはいかない。

 

明日の昼過ぎにはヘルパーも来る。

 

母の朝ごはんにおにぎりを握って行くとしよう。

 

お茶も沸かして置かないと母が不敏だなと思い
やかんに火をつける。

 

全く、息子たちもこんなときぐらい協力して欲しいものだ。

 

「あなた、そろそろ出ないと間に合わないわよ」

 

妻の声で時計をみた。

 

なるほど、これは急がないといけない。

 

私は急いで準備をした。

 

紳士たるものみだしなみには気を抜けない。

 

私は母に挨拶をして家をでた。

 


翌日の昼過ぎ、旅先でヘルパーから電話がなった。

 


私は帰る家と最愛の母を失った。

 

母にはあれほど台所にたつなと言っていたのに…。

 

そして数日後、私は妻を残し母に会いに行った。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家が火事になって家を失い、

最愛の母も死んでしまった。

 

語り手は

『母にはあれほど台所にたつなと言っていたのに…』

と最初は母のせいだと思っていたが、

実際の原因は

「やかんに火をつけたまま出かけたこと」

 

母親は「台所に立つな」という言葉を忠実に守った結果、

火事によって死んでしまった。

 

そして、それに気づいた語り手も母を追い、

自殺してしまった。

 

 

自分が行ったことが原因だと気づいた時は

本当に辛かっただろう…