【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】嫌な予感

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男は目が覚めた。

 

するといつものベッドではない
長方形の形をしているベッドに寝ている

 

目の前には小さな窓が付いている。

 

男はそんなはずない
絶対に違う
これは夢だと思った。

 

すると外から何やらお経のような声が聞こえる

 

男に嫌な予感が全身をよぎる

 

そして窓が空いた男は叫んだ

 

俺はまだ生きてるぞ!

 

助けてくれ!

 

しかし届かない窓がしまり
ウィーンと機械が作動する音が聞こえた

 

真っ暗になり
ガチャンと鍵がしまる音がした

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いつものベッドではない
長方形の形をしているベッドに寝ている』

この長方形のベッドは棺桶である。

 

つまり語り手は死んだと診断されたものの、

納棺されてから目が醒めてしまった。

 

『届かない窓がしまり
ウィーンと機械が作動する音が聞こえた

真っ暗になり
ガチャンと鍵がしまる音がした』

これはすでに火葬場にいるということ。

 

そのため、もう誰にも声は届かない。

 

つまり、

語り手は生きたまま焼かれるという苦しみで死んでしまう。

 

 

火葬場には職員が火力の調整室に

焼き加減を見るための覗き窓がある。

 

遺体の状態が千差万別のため、

焼き加減をきちんと確認しないと

焼きすぎて灰にしてしまったり、

生焼けになってしまったりすることがあるからのようだ。

 

そんな中、都市伝説では

焼かれている間に生き返ったように暴れている現象が起こるものの、

途中で止めてもどのみち助からないから、

そのまま焼いてしまうとのこと。

 

そして、そのことを遺族に言っても嫌な思いをさせるだけなので

黙っているため表には出ないようだ。

(実際に見た側からしても、気のせいだと思いたいところだろう…)