【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】料理

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昔ある王国がありました

 

王国は栄え、
人々の暮らしは裕福になっていきました

 

しかしある時、
王様が亡くなり
息子が跡を継いだあと、
王国は急変しました

 

新しい王様は国民のことを考えず
自分のことしか考えませんでした

 

国民の生活はどんどん貧しくなっていき
食べるものにも困る人々までてきました

 

そんな状態を見兼ねた
王宮で働く料理人はある決心をしました

 

自分が作った料理にある薬を毎日1滴ずつ加える、
というものでした

 

その薬は国が繁栄していたころつくられたもので
1滴飲めばよく効く薬でしたが
2滴飲めば具合が悪くなり
3滴以上飲むと死んでしまう恐れがあるものでした

 

1滴入れたところで効果はないのでないかと
料理人は思いましたが
毎日加え続ければ
体調くらい崩すのではないかと考えました

 

その日の夕食、
他の料理人たちにばれないよう
王様が食べる分の自分がつくったスープに
例の薬を1滴加えました

 

その日の王様はいつも通り
前菜に始まり、
スープ、メインのステーキ、デザートを
おいしそうにたいらげました

 

料理人は心痛めましたが
国民のためだと思い、
これから毎日薬を盛っていこうと決めました

 

その次の日

 

王様が亡くなったことに国民は安堵しました

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手だけではなく、

他の料理人達も同じことを考えていた。

 

語り手はスープに1滴、

他の料理人が作ったステーキやデザートにも

この薬が混ぜられていたため、

合計3滴以上になり王様は死んだ。

 

…もしかしたら、

最初から殺す目的で

他の食べ物に3滴以上

加えられていたのかもしれないが…

 

 

亡くなることで安堵されるのは悲しいことだけど、

国民のことを考えない王様だから仕方ない…