こないだ野外活動で森に行ったら、
遠くの方の木にみの虫がぶら下がってました。
すごく大きなみの虫だったので、
新種のみの虫だ!と思いました
先生に
「あそこに新種のみの虫がいるよ!」
って教えてあげたら、
先生すごくびっくりしてた
すぐに先生がどこかに電話して、
研究員?の人が調べに来ました
もう、誰も僕が見つけたこと覚えてないんだから。
【解説】
『新種のみの虫』は
木の枝に吊られた首吊り自殺した人。
『研究員?の人』は警察。
語り手はおそらく幼かったから
事情聴取されることもなかったのだろう。
なので、
『誰も僕が見つけたこと覚えてないんだから』
と誰も語り手に聞こうとしなかった。
いくら遠いといっても首吊りしている人がみの虫に見えるのだろうか…
と思いつつも、
知識がない状態の時は、知識があるものだけで補完しようとするだろうから、
語り手からするとみの虫以外に考えられなかったんだろうなぁ。
こういう思い違いは仕事などでやらかすとちょっと痛い目を見てしまったりも…
思い出すだけでゾッとするからやめておきましょ…