【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】二度と食べられない物

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親友が
「二度と食べられない物を食わしてやろう」
と言ってきたので、
俺は是非ともご馳走になる事にした。

 

彼の家に招かれ、
リビングでそれが出てくるのを待っていた。

 

「さあ、こいつだ!」


と、彼が持ってきたのは
どこにでも売っていそうな菓子パンだった。

 

「おいおい、
これのどこが二度と食べられない物なんだ、
いつでも食えるじゃないか」

 

俺は不満気に言ってやった。

 

すると友人はこう答えた。

 

「いや、もう二度と食えないよ」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手はこれから親友に殺される。

 

だから何を食べようと

それは『二度と食べられない物』である。

 

 

親友だと思っていたのは語り手だけだったか…

 

菓子パンを最後の食事にしようとしているのだから、

相手は親友だと思っていなかったんだろうなぁ…

 

親友…とまではいかなくても

友人だと思っていたのであれば、

もう少し良いものを食べさせていそう。

 

なので、相手からすれば

語り手はどうでも良い存在だったんだろうなぁ。

 

ただ、殺したい相手だった…と。