とある町に住む左目のない鏡好きの女の子の日常会話。
女の子「鏡って不思議よね~。そっくり真似するんですもの」
母親「そうね。」
女の子「ほら、見て。笑うと向こうの私も笑うのよ~」
母親「そうね。」
女の子「ほら、見て。向こうの女の子も左目がないわぁ、かわいそう。。」
母親「そうね。」
女の子「ほら、見て!じゃんけんしてもいつもあいこだよ~」
母親「そうね。」
女の子「あっ、でも私が右手を挙げると向こうの私は左手を挙げてるのね。」
母親「そうね。…お母さん今忙しいから向こうの部屋で鏡と遊んでらっしゃい」
女の子「わかったわ~。忙しいのにお母さんごめんね」
【解説】
『とある町に住む左目のない鏡好きの女の子』
が鏡を見ながら言っている言葉に
『向こうの女の子も左目がないわぁ』
とある。
鏡であるのなら、
無いのは左目ではなく、右目のはず。
右手を挙げた場合はちゃんと左手を挙げているのだが…
果たしてこの女の子が見ているものはなんなのだろうか?
お母さんの
『今忙しいから向こうの部屋で鏡と遊んでらっしゃい』
という言葉にも何かあるようにも思えるのだが、
女の子の言葉に対して空返事をしているので、
実際に忙しくて厄介払いしたかっただけにしか見えない…
何か意味はあったのだろうか。