そんなに怖くもない話んだけど、体験談
夜中にスクーター走らせてたらバス停にいた人と目があった
裸の女がしゃがんでるように見えて、びっくりして転倒しそうになったけど、
バス停に止まってみるとマネキンの上半身が置いてあっただけ
結構不気味に感じて直ぐにその場を離れたんだけど走り出してからバックミラーをみたら
マネキンとまた目があって、怖かったから更に加速した
翌日の昼にはマネキンなんか無かったしいたずらだと結論づけた
【解説】
近づいた時にも離れた時にも目が合っているのはおかしい。
…が、もしかしたらマネキンに触れて、
目の位置がずれてしまったのかもしれない。
ところで気になったのは、
このバス停はどのくらい暗かったのだろうか?
『マネキン』という不自然なものが落ちていたことから、
山の中のバス停というイメージがついてしまった。
山の中だと真っ暗闇。
そのため、近づいた時にはライトがマネキンを照らして見えたとしても、
離れるときは真っ暗でマネキンなど見えないはず。
誰かがライトなどで照らしていた??
マネキン自身で発光していた??
一般的な街並みでもそこまで明るいわけではないと思うし、
車通りも多くないように思う。
車通りが多ければ、マネキンを見て怖いとしても、
人が周りにいるということで気持ち的に落ち着けそうだから。
それで落ち着けていないのであれば、
語り手は相当なビビりということに…。
街の明るさも交通量も推測でしかないが、
これは一つの恐怖からくる思い込みとも言えよう。
真夜中にマネキンなんて見たら、
正直怖いと思う。
『結構不気味に感じて直ぐにその場を離れたんだけど』
とあるくらいに。
結局人は自分自身で恐怖を作り出し、
「離れた時に目があった」と
勝手に認識してしまったのかもしれない。
こういう誤認が更なる恐怖を生み出すでしょう…。