「こちらの座薬は寝る前に
こちらの赤い薬は食後に
こちらの白い薬は食前に飲んでくださいね」
丁寧な説明に頷きながら
わたしは薬を受け取り、病院を後にした。
帰ってきたわたしを心配し
玄関に駆け付けてきた妻に
ただの胃炎だと説明し、薬を渡した。
その晩、ベットの上で尻をまるだしにし
妻に薬をいれてもらった。妻は「あなたを犯しているみたい」と興奮しながら
三つの薬をわたしの中にいれた。
わたしも興奮し
その晩は盛り上がったのは言うまでもない。
【解説】
3つの薬のうち、座薬は1つだけであるにも関わらず、3つとも尻に入れてしまっている。
赤と白の薬がどういうわけか、興奮剤のような効き目を持っているようだが、ある意味危険な行為といえよう。
薬は用法を守るべきである。
しかし、ある意味怖いがオカルト的ではない。
意味がわかると怖い話として解説してもいいものだろうか?